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森を抜けると

 モンスターが出れば倒し、食用となる植物を見つければ採取

 以前カーが教えてくれた節付きの蓮根みたいな見た目のレンイモはすりおろせばとろろみたいに美味しかったので見つけたら採るようにして貰っている、以前のハチミツを見つければ絶対に取って行った

 そんな事をやって行くと朱雀が以前に言った五日では森を抜ける事が出来ず六日目となった、実は昨日ぐらいから木の間から山が見えてはいた、あれは高い、今進んでいる森も少し勾配が出てきた、森の終わりが見えてくる、草木が余り生えて無くて岩が剥き出している山だった、これから本格的に登山となるだろう、身体強化をしっかりとかけて行こう……っと、気合いを入れた矢先

 ドーーーーーーン

 突然目の前に上から大きな物体が落ちてきた、よく見ると嘴と翼があったので多分鳥だろう、それにしても大きい、この鳥が飛べるとは思えない、ではどこから落ちてきたのだろう?

 その鳥は着地を失敗したのか地面に体を打ち付けていた、顔をふるふると振って意識を取り戻そうとしている、鳥が私達の存在に気づいた


『ケーン!』

 私達に向けて大きな声を出してくる、なぜかすっごく怒ってない?疑問に思いながら警戒する


『ケー!』

大鳥が地に足をつけて起き上がる、全体像は何となく太ったダチョウって感じ、肉が付いているためなのかもしくは羽毛がもふもふなのか、どちらなのか分からないけど首が無い様に見えるぐらいに体はまん丸、大きな嘴は私を簡単に飲み込めるだろうと思わせる大きさ、そして体の割に小さな翼が添え付けられている程度にしか見えず、ずんぐりむっくりとしている上半身を支える立派な足に力を込めているのが分かる


『ケーン!』

 大鳥は体を屈めて私達に突進してきた、速い!?


「シャー!!」

  白虎が突っ込んできた大鳥の嘴を横から引っかく事で進路を逸らしてくれた


「これは侮れませんわね」

 進路を逸らされ私達の横を通り過ぎ森の木々を何本かなぎ倒し止まる大鳥に木の枝を絡み付かせる青龍


「ご主人様、こやついかがいたしましょう?」

 青龍は神聖魔法をかけてみるかどうかを訪ねてくる、今までモンスターに邂逅すれば倒すのか神聖魔法をかけて

魔物化を解くのかを判断してきた判断基準は有益かどうかである、さてどうしよう……



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