✒ 女装兄弟 2
セノコン
「 洋服は──。
靴下は──。
小物は──。
髪型は──。
鞄は──。
履き物は──。
──こんな感じで如何ですかエリ 」
霄囹
「 凄いぞ、セノコン!
スタイリストとして十分やって行けるレベルだ!!
マオ──、化けたな!
これなら弓弦も鼻血を出して喜ぶぞ!!
間違いない!!
セロフィートの手垢が付いて無かったら、僕が押し倒して●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●してる所だぁ!! 」
セノコン
「 霄囹ちゃま、際どい放送禁止用語の連発は控えてくださいませエリ。
マオ様の御耳汚しになりますエリ 」
霄囹
「 あぁ……済まない。
僕とした事が少々取り乱してしまった様だ…(////)」
マオキノ
「 少々どころの放送禁止用語では無かったですエリ!
以後、気を付けていただきたいですエリ! 」
マオ
「 マオキノぉ~~~~。
その薄いヤツでパシャパシャしながら言うの止めてくれよぉ… 」
マオキノ
「 マオ様の華麗なる女装デビューの記念ですエリ!
大事な作業ですエリ! 」
セノコン
「 マオ様、これはスマホと呼ばれる便利な通信機ですエリ。
パシャパシャしているのはマオ様の晴れ姿を画像に残してますエリ 」
とか言いつつ、セノコンもスマホとやらを体から取り出して、パシャパシャとし始めた。
キノコンの体の中は一体どうなってるんだろうな??
マオ
「 オレはずっとマオキノとセノコンからパシャパシャされ続けないといけないのか?? 」
霄囹
「 僕が着替え終わる迄、我慢しろ 」
マオ
「 そんなぁ~~~~。
シュンシュン、早く着替えてくれよ~~ 」
霄囹
「 無理を言うな!
黙って待ってろ 」
シュンシュンは特に印を切りもしないで陰陽術を発動させる。
霄囹
「 ──性別反転の術! オン・リー・ヤン・ハツ!! 」
シュンシュンが言葉を叫ぶとシュンシュンの足下に紫色の魔法陣が現れて光る。
魔法陣が光って、変化が起こるのは同じみたいだ。
光が消えるとシュンシュンの様子が変わっていた。
女装する前のオレと似た髪型で、後ろ髪を少しだけ結んでいた髪は、ほどけていて腰まである長髪になっている。
オレと似ているた細マッチョで無駄な筋肉の付いてない体型だったのに、本物の女の子みたいに小柄で華奢になっている。
マオ
「 女装させられたオレより女の子じゃないかよ 」
霄囹
「 フン!
当たり前だろ。
女の身体は男の身体と構造が違うんだ。
どんなに可憐に可愛く女装して着飾ったとしても所詮は男!
女の可憐さと可愛さには及ばないのさ!
身体も男のままだからな、違和感ありまくりに決まってるだろう。
並んで見ると一目瞭然だ 」
オレ
「 確かに……。
何か……不自然な可愛さっていうか……。
性別反転したシュンシュンに負けてる感が半端ない…… 」
マオキノ
「 マオ様は十分、可愛いですエリ♥️
揉みくちゃにしてハァハァハァハァしたいくらい可憐ですエリ♥️
マオ様の全身にキノコン汁をかけてマーキングしたいですエリ~~♥️ 」
セノコン
「 それをするとセロ様に消されちゃいますエリ★
ボク達キノコンはブロマイドで我慢しますエリ 」
マオ
「 ぶろまいど??
何だよ……ぶろまいどって……。
悪寒がする響きだぁ…… 」
霄囹
「 フフン!
女装したマオのブロマイドを “ オカズ ” にして何するんだかなぁ? 」
マオ
「 …………………………。
セノコン,マオキノ──、シュンシュンはパシャパシャしないのか?
オレより可愛いし、パシャパシャした方が良いんじゃないのか? 」
セノコン
「 性別反転した霄囹ちゃまを見ても食欲が掻き立てられませんエリ~~ 」
マオキノ
「 男の霄囹ちゃまと女の霄囹ちゃまは別物ですエリ~~。
不味そうですエリ… 」
霄囹
「 もっと言葉を選んでほしいねぇ…。
“ 食欲が出ない ” とか “ 不味そう ” だとか随分な言い様だが……女の僕は餌の対象外になるって事か? 」
マオキノ
「 確かに “ 喰べたい ” とは思いませんエリ。
涎も出て来ませんエリ 」
セノコン
「 特に何も感じませんエリ… 」
マオ
「 性別が違うだけなのに何でだろうな?
男と女って何が違うんだ?? 」
マオキノ
「 分かりませんエリ~~ 」
セノコン
「 セロ様なら御存知かも知れませんエリ 」
霄囹
「 よし、決めたぞ!
僕は今から女の姿で過ごす事にする!
仕事の時だけ男に戻るぞ! 」
マオ
「 えぇっ!?
本気かよ? 」
霄囹
「 勿の論だ!
キノコンに餌認定されてる所為で会う度に涎を垂らされる身にもなってみろ!
女の姿の僕は餌認定されてない様だから、キノコンが僕を見る度に涎を垂らす事もないし、ギラギラした目で見られる事もない!
良いじゃないか!
プライベートでは女として過ごす事に決めた! 」
マオ
「 お、おぅ…… 」
霄囹
「 女の姿で玄武と弓弦に迫って遊ぶのも面白そうだからねぇ。
玄武の反応は期待出来ないか弓弦の反応は面白いかも知れないぞ? 」
マオ
「 性別が変わってもシュンシュンはシュンシュンのままなんだな 」
霄囹
「 当たり前だろ。
外見が変わっただけで、中身はそのままだからな!
よし、着替えたら出掛けるぞ! 」
シュンシュンは恥ずかし気もなく、着ている衣服を脱ぎ捨てると女物の下着を身に付け始めた。
下着の上から女性用の衣服も着て行く。
マオ
「 …………シュンシュンに恥じらいは無いのかよ? 」
霄囹
「 ガッツリ着替えを見てるお前には言われたくないねぇ 」
マオ
「 オレ、女の裸見ても何とも思わないもん。
ドキドキするのはセロの裸だけだし! 」
霄囹
「 アッハハハハ!
お前も立派な変態だな!
ようこそ、変態の世界へ! 」
マオ
「 変態、言うな! 」
シュンシュンは手慣れてるのか1人で身支度を整えてしまう。
仕上げにはセノコンも手伝う。
マオキノはオレをパシャパシャと撮っている。
遂にはポーズを要求して来やがった。
霄囹
「 ──まぁ、こんなもんか。
手伝ってくれて有り難な、セノコン。
良い女に化けたよ 」
セノコン
「 元が良い素材ですエリ 」
霄囹
「 嬉しい事を言ってくれるねぇ。
マオ、行くぞ 」
マオ
「 お、おぅ!
じゃあな、マオキノ,セノコン──、行って来るよ 」
セノコン & マオキノ
「「 行ってらっしゃいませエリ 」」
セノコンとマオキノに見送られて、シュンシュンとオレは102号室を出た。




