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⭕ 町の熊さん

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  暇潰しに覗きに来てくださり、有り難う御座います。

  ダウンロードしてくださる読者さん、有り難う御座います。

◎ TVで熊を目撃したニュースが増えて来ましたね。

  実は私の暮らしている地域でも「 熊の目撃情報があった 」と広報の放送が流れました。

  そんな訳で、熊ネタで投稿してみました。


──*──*──*── 東京都米●市米●町米●横丁


──*──*──*── 犯罪天国都市・米●町


──*──*──*── 裏野ハイツ


──*──*──*── 102号室


──*──*──*── 1階・リビング


 オレはマオキノ自家製のアイスクリームを食べながらTV(テレビ)を見ていた。


 番組の内容は、餌(えさ)を求めて山から下(お)りて来(き)ている熊に関して報道されている。


 米●町に熊は出(で)ないけど、山が近い他県では頻繁に出没する熊に困っている様(よう)だ。


マオ

「 熊問題って難(むずか)しいよな 」


マオキノ

「 自然の摂理ですエリ。

  熊さんの社会も弱肉強食ですエリ。

  弱い熊さんは餌(えさ)を求めて下(げ)山(ざん)するしかないですエリ 」


マオ

「 生き残る為には水分だけじゃ腹は満たされないもんな。

  でもさ、餌(えさ)場(ば)を追われて、下(げ)山(ざん)して餌(えさ)を探し求めて動いてるだけなのに、人間に撃たれちゃう訳だろ 」


マオキノ

「 人間は都合の悪い動物は害獣として始末したがりますエリ 」


マオ

「 害獣かぁ……。

  子供,女性,年配者が熊に襲われたら、抵抗も出来ずに咥(くわ)えられて、連れ去られちゃう場合も有るんだよな?

  何(なん)とかならないのかな。

  射殺なんて可哀想だしさ 」


マオキノ

「 マオ様は熊さんにも、お優しいですエリ~~。

  心配は無用ですエリ。

  最近は一昔と違って射殺はされませんエリ 」


マオ

「 そうなのか? 」


マオキノ

「 《 セロッタ商会 》で製造された痲酔銃が使われていますエリ 」


マオ

「 へぇ?

  そうなのか?

  《 セロッタ商会 》って麻酔銃まで取り扱ってるんだな? 」


マオキノ

「 町に現れた熊さんの捕獲用に作られた特殊な痲酔銃ですエリ。

  この痲酔銃で撃たれた熊さんは《 セロッタ商会 》が引き取りますエリ。

  熊さん1頭(とう)に付き報酬として5万円を渡しますエリ 」


マオ

「 えっ?

  熊1頭に5万も渡すのか!?

  大奮発だな 」


マオキノ

「 5万円で熊さんの保護が出来るなら安いですエリ 」


マオ

「 安いんだな。

  うん?

  保護って? 」


マオキノ

「 本来は射殺されてしまう熊さんを《 セロッタ商会 》が提供している痲酔銃を使い眠らせてもらいますエリ。

  爆睡する熊さんを5万で買い取りますますエリ。

  保護した熊さんをマオ様の≪ ダンジョン ≫に作った山へ離しますエリ。

  山を管理するキノコンが熊さんの飼育をしてくれますエリ 」


マオ

「 オレの≪ ダンジョン ≫に熊が居(い)るのかよ……。

  んん?

  飼育ぅ??

  山に離した熊を飼育するって? 」


マオキノ

「 自然に近(ちか)付(づ)けた山ですエリ。

  山に保護した熊さんを離し、放し飼(が)いにしますエリ。

  熊さんは食用としてキノコンが飼育しますエリ 」


マオ

「 食用として…飼育するのか? 」


マオキノ

「 はいですエリ。

  保護した熊さんを野(の)放(ばな)しのまま放置していれば、無駄に増えてしまいますエリ。

  熊さんも増え過ぎると食物連鎖も狂いますエリ。

  キノコンが食べ頃(ごろ)に育った熊さんを捕獲しますエリ。

  丁寧に解体し、下処理を済ませた後(あと)、食用として加工しますエリ。

  《 セロッタ商会 》の[ 精肉売り場 ]に新鮮な加工肉として並びますエリ 」


マオ

「 そ…そうなんだ?

  《 セロッタ商会 》の[ 精肉売り場 ]で熊肉を買えるんだ? 」


マオキノ

「 勿論、マオ様に御出しする料理にも新鮮な熊肉を使った料理を提供していますエリ 」


マオ

「 えっ?

  じゃあ今迄、オレが食べてた熊肉料理の熊肉ってのは、オレの≪ ダンジョン ≫で保(飼)護(育)してた熊だったのか? 」


マオキノ

「 はいですエリ。

  町に現れた熊さんの一部は最終的に、人間の食卓に並ぶ事になりますエリ 」


マオ

「 そうなんだ…… 」


マオキノ

「 ≪ ダンジョン ≫で保護し、放逐しているのは熊さんだけではないですエリ。

  畑を荒らす猪(いのしし)さん,緑を食べ尽くす鹿さん,人間に悪戯する猿さん等(など)々(など)も保護,飼育されてますエリ。

  痲酔銃には食用肉に向かない肉を食用肉に適した肉へ変貌させる特殊な液体が入(はい)ってますエリ。

  痲酔銃が刺さると、鋭い特殊な針が肉に食い込み、液体が肉へ注入される仕組みになってますエリ 」


マオ

「 とんでもない液体が入(はい)ってるんだな。

  熊の射殺に反対してる人達が聞いたら怒りそうな内容じゃないか? 」


マオキノ

「 マオ様、熊さんの射殺に反対する反対派の人間も、熊肉は食べますエリ。

  人間は《 牧場 》で飼育されている牛を眺めながら、笑いながら平然と牛ステーキを食べれる事を忘れてはいけませんエリ 」


マオ

「 ………………そだな。

  庭で寛(くつろ)いでる鶏を微笑ましく見ながら、鳥の唐揚げを美(お)味(い)しく摘まんで食べれる図(ず)太(ぶと)い神経をしてるもんな 」


マオキノ

「 人間は残酷で残忍な野蛮生物ですエリ 」


マオ

「 その人間を喰(た)べるキノコンが1番ヤバい怪物(モンスター)だけどな? 」


マオキノ

「 そんなキノコンを〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉に変換してしまうセロ様が1番恐(おそ)ろしい存在ですエリ 」


マオ

「 ははは…そだな。

  何(なん)でも〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉に変換しちゃえるセロが1番ヤバい危険人物だよな!

  人物じゃなくて人(セロ)形(フィート)だけど 」


 ニュース番組の画面に映(うつ)っている熊は、射殺はされないで麻酔銃で眠らされるんだろうか……。


 まぁ、5万円(報酬額)と交換してもらえる訳だから、麻酔銃が使われるかも知れないな。

◎ マオキノは「 痲酔銃 」、マオは「 麻酔銃 」と分けて書いています。

◎ 訂正しました。

  麻酔銃 ─→ 痲酔銃

  痲酔銃 ─→ 麻酔銃

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