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✒ 舞い散る桜に想いを馳せて 3


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── 米●公園・桜広場


マオ

「 うわぁ~~~~!

  桜が綺麗だな~~!

  満開とは言えないけど、八(はち)分(ぶ)咲(ざ)きくらいかな? 」


セロフィート

「 そうですね。

  このまま雨が降らなければ満開の桜で花見を楽しめるでしょうね 」


マオ

「 雨か……。

  せめて満開の桜で花見が出来る迄は降らないでほしいよな 」


 オレは今、愛(いと)しいセロと一緒に桜が咲いている公園で花見を楽しんでいる。


 芝生の上(うえ)にレジャーシートを敷(し)いて、花見を楽しんでいる人達は他(ほか)にも居(い)る。


 親(おや)子(こ)連(づ)れ,ママ友同士,パパ友同士,未成年の友達同士,恋人同士,シニア層の集まり──と様(さま)々(ざま)だ。


 心(ここ)地(ち)好(よ)い春(はる)風(かぜ)にそ(・)よ(・)ぐ(・)桜を楽しみながら、オレの為にセロが作ってくれた美しい重箱料理を食べる。


マオ

「 こうやっての(・)ん(・)び(・)り(・)と花見をするのも良(い)いよな。

  平和って素晴らしいよな(////)」 


セロフィート

「 そうですね。

  10km(キロメートル)先ではガソリンの入(はい)ったポリタンクを大量に積んだワゴン車が、新聞社に突っ込んで大炎上してますけどね 」


マオ

「 へ?

  何(なん)て?? 」


セロフィート

「 此(こ)処(こ)は “ 犯罪都市 ” と言われる米●町です。

  必ず何(ど)処(こ)かで事件は起きてます 」


マオ

「 ………………何(なん)で新聞社にワゴン車が突っ込むんだよ? 」


セロフィート

「 襲われた新聞社は、朝●新聞社です 」


マオ

「 朝●新聞社?

  朝●新聞社って──、嘘っぱちな記事を悪(わる)びれもなく堂(どう)々(どう)と掲載して、販売してる新聞社の?

  嘘っぱちな記事を掲載しるのに、御詫びもしないで “ 報道の自由 ” を正当化して悪用してる? 」


セロフィート

「 おや、詳しいですね。

  何(い)時(つ)から新聞を読む様(よう)になりました? 」


マオ

「 オレが番組欄しか見ないの知ってるだろ。

  セノコンとマオキノが教えてくれるんだよ。

  セノコンとマオキノって新聞を読むの好きだろ。

  それにキノコンは情報通(つう)じゃないか。

  誤報を真実と偽(いつわ)ってさ嘘っぱちな記事を掲載して、善良な市民から金(かね)を徴収してる朝●新聞社が発行してる新聞をセノコンとマオキノは嫌(きら)ってるみたいなんだ。

  『 朝●新聞を廃刊に追い込むエリ! 』って楽しそうにパソコンを打ってるよ 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  煽(あお)りながら追い込んでいる訳ですね 」


マオ

「 朝●新聞社にワゴン車を突っ込んだのって、キノコンの仕業じゃないよな? 」


セロフィート

「 嫌(いや)ですね、マオ。

  キノコンなら近所の朝●新聞社を狙うなんてセコイ事はしませんよ。

  キノコンならば、本社を狙い襲撃するでしょう 」


マオ

「 た…確(たし)かに……。

  10km(キロメートル)も離れた場所を “ 近所 ” って言うのか迷うけどな~~ 」


セロフィート

「 キノコンとは無関係な人災ですよ 」


マオ

「 朝●新聞社を恨(うら)んでる人でも居(い)るのかな? 」


セロフィート

「 虚偽の記事を掲載している新聞で、購読料を徴収してますからね。

  とはいえ、朝●新聞を愛読している人達は、誤報記事を掲載している事を知った上(うえ)で購読しています。

  承知して購読料を支払っている訳ですから、恨(うら)んでいる人は居(い)ないでしょう 」


マオ

「 だよな。

  恨(うら)んでたら購読なんて先(ま)ずしないよな。

  色(いろ)んな人が居(い)るから、恨(うら)んでいながらも態(わざ)々(わざ)購読してる人も居(い)るかも知れないけど……。

  仮にさ、嘘っぱち記事を掲載してる朝●新聞を廃刊させる事は出来ないのか? 」


セロフィート

「 廃刊させても、別の名前で新聞を発行させるでしょうね。

  仮に朝●新聞の本社を潰しても、別の名前で新(あら)たな新聞社を立ち上(あ)げるでしょうし。

  仮に本社のトップが捕(つか)まる事態となったとしても、後継者を育てている筈です。

  その後継者達が新たな新聞社を立ち上(あ)げ、新たな虚偽新聞を発行し、平和ボケした善良な一般市民を洗脳していくでしょう。

  ワタシ達には関係無い事です 」


マオ

「 確(たし)かに≪ 日(にっ)本(ぽん)国(こく) ≫の国民じゃないオレ達には関係無いけどさ…… 」


セロフィート

「 虚偽新聞を発行している新聞社は朝●新聞社だけでは無いですし。

  煽(あお)り,追い詰める楽しみをキノコン達から奪うのは可哀想です 」


マオ

「 そだな……。

  でもさ、何(なん)で朝●新聞社は虚偽の記事を当然の様(よう)に掲載しても、発行を許されるんだ?

  裏でヤバい組織とズブズブだったりするのか? 」


セロフィート

「 仲良しな政党はいますね。

  手厚い支援も受けている様(よう)ですし簡単には潰れませんよ。

  赤字が続き、トップが辞任しても懲りずに虚偽掲載を貫(つらぬ)いてますし 」


マオ

「 仲良しな政党に守られてるから、好き勝手にデタラメな記事を掲載しても咎(とが)めなく書き続ける事が出来てるのか?

  善良な国民に嘘の情報を植え付けて、洗脳して騙すなんて酷(ひど)い新聞社だよな。

  “ 国家反逆新聞社 ” に改名した方(ほう)が良(い)いんじゃないか? 」


セロフィート

「 そんな事をしてはキノコン達の楽しみが減ってしまいます 」


マオ

「 じゃあさ、朝●新聞社とズブズブで仲良しな政党を潰すのは? 」


セロフィート

「 潰すのは簡単ですけど、キノコンの楽しみを奪う事になります 」


マオ

「 もぅ~~、そればっかだな! 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  マオ、デザートも忘れず食べてください 」


マオ

「 勿論、食べるよ!

  桜の花(はな)弁(びら)が乗ってるな 」


セロフィート

「 桜をイメージしたゼリーです。

  桜の香りも楽しめます 」


 オレは桜のゼリーに鼻を近(ちか)付(づ)けて匂(にお)いを嗅(か)いでみる。


 ふわっ──と桜の香りがオレの鼻を擽(くすぐ)って来(く)る。


マオ

「 確(たし)かに!

  桜の香りがする! 」


セロフィート

「 桜の香りがするのは花(はな)弁(びら)ではなく葉の方(ほう)です。

  塩(しお)漬(づ)けにすると香(かお)る様(よう)になります。

  葉っぱを傷付けても香(かお)りますよ」


マオ

「 へぇ……そうなんだ? 」


 オレはスプーンでゼリーを掬(すく)って、口(くち)に入(い)れる。


マオ

「 ──うん、美(う)味(ま)い♥️ 」


セロフィート

「 気に入(い)ってくれました? 」


マオ

「 うん!

  おかわり有るのか? 」


セロフィート

「 有りますよ。

  沢(さく)山(さん)食べてください 」


 セロは桜(さくら)味(あじ)ゼリーを出(だ)してくれる。


 但(ただ)し、小さなゼリーの容器に入(はい)ってなくて、大きなタッパに入(はい)っている。


マオ

「 デカぁ~~! 」


セロフィート

「 食べ堪(ごた)え有るでしょう 」


マオ

「 うん♪

  セロ、有(あ)り難(がと)な! 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  マオが喜んでくれて嬉しいです♪ 」


 美(う)味(ま)い桜(さくら)味(あじ)ゼリーを食べてると、曲(きょく)が流れて来(き)た。


 何(ど)処(こ)かの花見グループがカラオケを始めたみたいだ。


マオ

「 へぇ、今(いま)時(どき)は持ち歩けるカラオケセットが有るんだな 」


セロフィート

「 騒がしくなりましたね 」


マオ

「 “ 賑(にぎ)やか ” って言えよぉ~~ 」


セロフィート

「 マオ、歩きません? 」


マオ

「 食(しょく)後(ご)の運動だな! 」


 セロはレジャーシートと重箱を〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉へ変換させた。


 荷物の無くなったセロとオレは、桜を見ながら食(しょく)後(ご)の散歩を楽しむ事にした。


 春(はる)風(かぜ)に吹かれて桜の花(はな)弁(びら)が散る事は無いけど、そよぐ桜の花(はな)弁(びら)は綺麗だ。


 セロと友(恋)達(人)繋ぎをして散歩を続けた。

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