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暗殺紳士  作者: 銀の明星
本編
10/19

オズワルド、モフられる

「オー君?まず最初はどこに行くの?」


ユイ先生は歩きながらこちらをのぞき込むように身を乗り出してこちらを見て聞いてきた


「そうですね、まずは冒険者ギルドに登録しに行きましょうか。登録自体は無料ですし、いろんなクエストが出てて、クエストをクリアすると、それに応じた報酬も出ますし、損はないと思います」


「冒険者ギルドねーやっぱり私が高校生の時にやってたゲームとさほど大差ないのかな?ところでギルドに登録した後はどうするの?」


ちらっと先生が高校生の時代のゲームのことが口から出た

先生が高校生の時のゲームも気になるな


「そうですね、ユイ先生の好きなようにしていただいて構いませんよ」


「それじゃあ図書館によっていいかな?」


まさかの図書館。予想の斜め上である

流石教師といったところだろうか。特に断る理由もないし図書館でいいだろう


「いいですよ、ゲームに来てまで図書館っていうのも珍しいですね」


「そうかな?ゲームでこそ図書館は寄るべきところだよ?ゲームに関しての重大なヒントが隠されてたり、神話、宗教、素材の加工方法なんか事細かに乗ってる著書があることがあるからね、私のやってたゲームでは情報が強さだったからね」


情報が強さになるのか。ゲームというのは奥が深いんだな


「なるほど、そんな理由があるんですね」


「あとはゲームの中の地域の特産品とかを知ると商売で役立ったり、ゲーム内限定の物理現象に戸惑わなくて済むよ。あとはゲームだけで取れる植物を使った料理法とか見て試すのも楽しいよ」


別の視点からのゲームの楽しみ方もあるんだな。俺がゲームについて考えたいたことがどれだけ狭く浅い事だったかがよくわかる


「さすがですね。たくさん知ってますね」


「目の前の敵を力任せにたたききるのもいいけど、それだけがゲームじゃないからね。せっかく運営が用意してくれた情報や隠し要素なんかは使ってこそ運営は喜ぶものだからね~やっぱりそういうプレイヤーはゲームには必要だよ」


確かに。パソコンが主流の時代は目の前の敵をたたききるだけで良かったが、技術も発展して今やプレイヤーがゲームに入る時代。自由度は昔のゲームとは比べ物にならない。ならばプレイスタイルも昔とは変わってくるだろう

ゲームの中でこうも新鮮で新しい発見をするとは思わなかった


「先生っぽさを出さずにしっかりためになることを教えてくれるんですね。でもほんとに先生感ないですね」

くすっと笑って言うとユイ先生はこのーと笑いながら俺の頬をつついてきた。先生の指はいたくなかったが周りの視線は痛かった


なんだかんだ話しているうちにギルドに到着した


「さて、つきましたよ。たぶんですがこの冒険者ギルドが一番人の集まる場所ですね」


そんなことを言っている間にも何人何十人とギルドを人が出入りする


「やっぱりギルドはゲームのかなめだからねーそれじゃあ入ろうか」


「ですね。しかしここは女性を先に入れるべきかそうでないか迷うところですね。レディーファーストにはいい意味はありませんし......」


「その気遣いをしてもらえるだけで十分だよ、一緒に入れば問題ないんじゃないかな?そんなに狭くないしね」


「ではそうしましょうか」


「ようこそ冒険者ギルドへ。今日はどのようなご用件でしょうか?」


「彼女の登録をお願いできますでしょうか?」


受付でユイ先生の登録を頼む


「かしこまりました。それではこちらにご記入をよろしくお願いします」


「はーい」


先生が記入しているのを見ていると後ろから昨日聞いた声が聞こえてきた


「おん?オーウェンか?」


「おや、トーヤさん」


「今日はその嬢ちゃんの付き添いか?」


「ですね。一つ訂正をあげるとすれば彼女は私よりも年上です」


「おっとそりゃ失礼、まあ仲間を見つけることは何よりだ。それよりどうだ?今から狩りに出るんだが」


「そうですね、この後彼女の要望で図書館によることになっているので、お誘いはありがたいのですが......」


「そうかそうか、それなら仕方ない。無理に誘うのはよくないからな。それじゃあまた今度手の空いた時にでも一緒に冒険しような!じゃあな~!」


そういいながらトーヤは手をふってギルドを後にした。粗そうに見えてなかなかにおおらかな性格の持ち主である。


「んー?誰と話してたのかなー?」


記入を終えたユイ先生がすごい気になるなーといった顔でこちらを見ている


「フレンドですね。初めてこのゲームに入った時に簡単な説明をしていただいた方です」


「なるほどーあ、オー君と私ってフレンド登録してたっけ?」


そこで思い出したように先生が言う


「して......ませんんね。今しておきますか?」


「そうしよー」


ユイ先生がそういったのでフレンド登録をしておくことに。

二人目のフレンドだ。


そのあと30分ほどギルドの中で時間をつぶして冒険者証ができるのを待った。

その間に先生にギルドの中のことについて説明をした

特に犯罪者の掲示板については事細かに説明をしておいた

そのあと冒険者証を受け取って説明を再度受けてからギルドを出た


「それじゃあオー君、図書館いこっか」


「分かりました」


「ところでオー君ずっと気になってたんだけどさっきからその肩に乗ってる子は何て名前なの?」


ユイ先生がオズワルドのほうをじーっと見て言う


「オズワルドといいます。種族はフォレストラビです」


「へぇ~可愛いね~抱っこさせてもらってもいいかな?」


「オズワルドがよければいいですけど。どうですかオズワルド?」


そう聞いてみると少し首をかしげて考えた後地面まで下りてユイ先生のズボンのすそをクイクイト引っ張った。たぶんといいということだろう。それを先生に伝えると、ユイ先生は満開の笑顔でオズワルドを抱き上げた


「わぁふわふわ気持ちい~」


抱きしめられているオズワルドはムフーとリラックスしているのかいないのかよくわからないが、悪い気はしていないようだった

しかし問題なのは周りのほうだ。

今ここは往来のど真ん中

それこそギルドの前という人通りの多い場所

そんなところで美少女がウサギを抱えてモフって目には見えないハートをそこら中に飛ばしていれば周りのプレイヤーは気にならないわけがないだろう

行く人来る人がユイ先生のほうをちらちらとみて通り過ぎていく

中にはしっかりばっちり彼女を見ている人もいた

それだけならば問題はないのだが、俺に向けられる嫉妬の視線が実に居心地が悪い

いや本当にうん耐えられない

当の本人は気にしてないらしいがこのままでは実に問題(特に俺が)なので図書館へ誘導することにした


「オズワルドは抱っこしたままでいいので図書館に行きましょうか」


「うん~♪」


そのまま図書館までユイ先生はオズワルドを抱っこしていた


「ここが図書館ですね。大きいですね」


「ふむふむガレー街第二図書館かー蔵書数はどれくらいかな~」


先生は入る前から楽しそうである


ふと思ったのだが図書館って動物OKなのだろうか......

それは入ってから確かめるしかないだろう


自分的にとっても書きやすい書き方を見つけてそれで今回は書いてみたんですがいかがでしたでしょうか?

悪くない出来栄えにはなったと思います

しかしながらやはりどこか稚拙さが抜けない文章となってます

読みにくいとは思いますが、純粋にストーリーを楽しんでいただければと思います。

それでは次回もどうぞよろしくお願いします

面白いと思っていただけましたら、評価、ブックマークのほどよろしくお願いします。

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