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Luluvi  作者: Shax91090


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第9章 創造力は武器である


第9章 創造力は武器である

翌朝、ヨーク・ドロにて。

ベン、レイ、ジョプリ、マジーの四人は、カナチの旧店舗跡の前に立っていた。

建物は相変わらず荒れ果てていた。

しかし、ベンの目にはもう、廃墟は映っていなかった。

彼の心の中には、別の光景が広がっていた。

真新しい店舗。

やがて「ルルヴィ」の名を冠することになる、その店の姿が。

ベンはリュックを地面に下ろし、中からノートを取り出した。

「……よし。始めよう」

彼は、最初のアイデアを描いたページを開いた。

レイとジョプリがすぐに肩越しに覗き込む。

数秒の沈黙。

そして、二人の表情が変わった。

「……L字型の建物だと!?」

ジョプリは信じられないといった様子でベンを見た。

「どうやってそんなものを作るつもりだよ!」

レイは図面をじっと見つめた。

「まったく意味がわからない!」

ベンはノートをさっと取り戻した。

「でも、かっこいいだろ、この建物! 大げさだよ、お前たち!」

ジョプリは大声で笑い出した。

「かっこいい? まるで方向を間違えた建物みたいじゃないか!」

「なんだと!?」

ベンは頰を膨らませて不服そうな顔をした。

一方、マジーは丁寧にスケッチを観察していた。

「もっとシンプルなものにした方がいいと思うわ」

彼女はノートを受け取った。

「クラシックな建物に、少しだけアレンジを加える形で」

そしてファサードを指差す。

「特に重要なのは、店名の『ルルヴィ』を一番上に大きく配置すること。すべてのお客さんがすぐに目に入るように」

ベンは数秒考えた後、頷いた。

「……そうだな。君の言う通りだ」

レイとジョプリも同意した。

「なるほど。その方がいい」

「よく考えたな、マジー」

マジーは微笑んだ。

「では、本題に入りましょう」

ベンは新しいページを開いた。

今度は単なるファサードのスケッチではなかった。

店舗の全体図だった。

彼の表情がすぐに引き締まる。

ノートを三人の友人の前に置いた。

「最初から巨大な店を作っても意味がない」

彼は図面上の各エリアを指で示した。

「大きすぎない店で、質と量の両方を確保する方がいい。空間をうまく使って、雑然としないようにするんだ」

顔を上げる。

「ここまではどうだ?」

マジー、ジョプリ、レイが頷いた。

「ええ。続けて」

ベンはノートを少し傾けた。

「では、下の階から説明する」

彼は図面の一階部分に指を置いた。

「女性用の服は一階に置く。ドレス、ジーンズ、ショートパンツ……」

さらに詳細を続けた。

「アクセサリーもここに。女性用、男性用、そして特にユニセックスのモデルを充実させる」

別の部分を指す。

「靴は一階では女性用のみ。レジはここに一つだけ置く。二つは必要ない」

ジョプリが頷いた。

「理にかなってるな」

ベンは次のページをめくった。

「二階は男性用の服だ」

棚の配置を示した。

「一部のTシャツは棚に畳んで置き、他のものはハンガーにかけて、下の服と一緒に並べる」

さらに奥のエリアを指差す。

「同じ階の少し先に、男性用とユニセックスの靴を置く」

ノートを軽く閉じた。

「以上だ。店は二階建てで十分だ。まずはこれで始める」

マジーが考え込んだ。

「ベンチや椅子もいくつか設置しないとね」

彼女は微笑んだ。

「お客さんがくつろげる空間にしたいわ」

「ああ、その通りだ」とベンが応じた。「重要だ」

レイが口を開いた。

「裏側の動線はどうする?」

ベンは数ページをめくった。

「ストックエリアへのアクセスは、簡単で素早くできるようにする必要がある」

「そのつもりだ」とベン。「建物の裏側に扉を設けて、そこから地下へ下りる階段をつける」

図面の下部を指す。

「在庫はここに置く」

別の場所を示した。

「もう一つの階段で休憩室にも行けるようにする」

ジョプリが頷いた。

「便利だな」

ベンは続けた。

「そして最上階には、俺のオフィスと創作室を置く」

少し間を置いて。

「そこで、すべての商品を創り出すんだ」

彼の笑顔が広がった。

「LEMを使ってもいいし、伝統的な方法でもいい。それぞれが自分のやり方で取り組めるようにする」

最後にノートを閉じた。

「どうだ? これでいいか?」

三人の友人を見渡す。

「準備ができたら……始めよう」

マジーがすぐに立ち上がった。

「完璧よ。私は内装を担当するわ」

レイが彼女の横に立った。

「俺も一緒に」

二人は廃墟の中へと飛び込んだ。

ベンはジョプリを見た。

「俺たちは?」

ジョプリは袖をまくり上げた。

「外装だ」

「行こう」


ルルヴィの誕生

マジーとレイは建物の中央に立った。

二人は目を閉じた。

精神を集中させる。

部屋の配置を思い描く。

壁を。

床を。

階段を。

動線を。

彼らが思い描いた一つ一つのディテールが、徐々に形を取り始めた。

外では、ベンとジョプリも同じことをしていた。

ベンは深く息を吸った。

「準備はいいか?」

ジョプリは笑った。

「いつでも」

四人はエネルギーを集中させた。

「LEM!!」

巨大な力が彼らの周囲に広がった。

創造のLEM。

想像したものを具現化できる、特別なエネルギーの形態。

彼らの思考が、次第に現実へと変わっていく。

壁が現れた。

床が形成された。

階段が姿を現した。

店舗の空間が、一つまた一つと築かれていく。

ベンとジョプリは外装を、レイとマジーは内装を担当した。

しかし、この方法でLEMを使うのは決して容易ではなかった。

ディテールが増えるほど、求められる集中力も増していく。

イメージを絶えず維持し続けなければならない。

集中を切らしてはならない。

そして何より――

四人で協力し合うこと。

二時間が過ぎた。

そして、ついに……

静寂が訪れた。

ベンが目を開いた。

目の前には、美しい建物がそびえ立っていた。

入り口には門が設けられ、

ファサードは優雅な佇まいを見せ、

地面には丁寧に施された凹凸が浮かび上がっていた。

そしてファサードの最上部には、彼らが思い描いた名前が記されていた。

LULUVI

ベンはしばらく言葉を失った。

ジョプリが結果を見つめた。

「……やったな」

ベンが微笑んだ。

「やったぞ!」

二人はすぐに入り口へと駆け寄り、店内に入った。

すべてが、ベンの計画通りに整っていた。

中でレイとマジーと合流する。

四人は顔を見合わせ、

互いに祝福を交わした。

「よくやった!」

「本当にできたな!」

ベンは周囲を感心した様子で見回した。

彼らのプロジェクトの第一段階が、今、終わったのだ。


よく働いた後の休息

二時間の努力の後、四人は休憩室に向かった。

ジョプリが用意していたものを取り出した。

持参した弁当を配り、皆がテーブルを囲んだ。

ベンは満足げに部屋を見渡した。

「他の連中が来たときに、この仕事を見せるのが楽しみだな」

ジョプリが微笑んだ。

「同感だ」

周囲を見回す。

「本当によくやったよな。完璧に息が合ってた」

ベンはレイとマジーの方を向いた。

そして、いたずらっぽい笑みを浮かべた。

「そうだな……」

二人をしばらく観察して。

「レイとマジー、お前ら、すごく補完し合ってるよな」

二人が固まった。

ベンがからかうように続けた。

「何かアイデアが湧いてこないか?」

「絶対にない!!!」

レイとマジーが、まったく同時に答えた。

ジョプリが爆笑した。

「じゃあなんで止めたんだよ?」

レイとマジーは腕を組み、それぞれ反対方向を向いた。

「あいつはお姫様気取りすぎ!」

「あいつは王子様気取りすぎ!」

沈黙。

そして、ベンとジョプリが大声で笑い出した。

「あははは! また同時だ!」

「もういい加減にして!」とマジーが叫んだ。

彼女は立ち上がった。

「食事は終わったわ。創作を再開しましょう!」

レイも立ち上がった。

「ああ。まだまだやることは山ほどある」

四人は、再び上機嫌で休憩室を後にした。


創造の場へ

彼らは創作室に到着した。

広々とした、余裕のある空間だった。

すでにいくつかの作業台が置かれていた。

ベンはノートを一台の中央に置き、開いた。

何十ものスケッチが現れた。

「これが俺の考えた服だ」

友人たちを見る。

「時間がかかりそうだな……」

そして微笑んだ。

「でも、できるさ」

ページをめくる。

「今夜中に全部終わらせられる」

ジョプリが拳を突き上げた。

「じゃあ、やろうぜ!」

マジーとレイも頷いた。

ベンは最後にもう一度、自分のスケッチを見つめた。

店舗は完成した。

しかし、それはまだ始まりに過ぎない。

彼らはルルヴィの壁を築いた。

今度は、この店にアイデンティティを与えなければならない。

店舗の創造の次は――服の創造だ!

続く……


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