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神の嫉妬、呪いの正体


 雷鳴が轟き、白銀の羽が闇夜を切り裂く。

 神の使者は冷酷に言い放った。


 「巫女は神を裏切り、人を愛した。

 その罪は呪いとして刻まれた。――そう、神自らの手によって」


 俺はその言葉に息を呑んだ。

 呪いを解く方法を探してきたはずが、そこに潜んでいたのは“神の嫉妬”だったのか。


 「……嫉妬?」

 思わず呟いた俺の声を、彼女は震える吐息で肯定する。


 「そう……私は愛を知った。

 神にとって、それは決して許されぬ背徳だった。

 だから神は私を呪った。愛すれば愛するほど、相手を破滅へと導くように」


 その告白に、胸が締めつけられる。

 彼女の艶やかな微笑の裏に隠されていたのは、永遠の孤独と、愛への渇望。


 だが神の使者は、哀れみもなく刃のように告げた。

 「神は嫉妬した。だから裁く。

 この女を抱けば、おまえは呪いに侵される。

 それでも尚、愛すると言えるのか」


 冷酷な問いに、俺は言葉を失う。

 けれど、彼女は俺の手を強く握りしめ、囁いた。

 「……お願い。私を、選んで」


 背徳と嫉妬、呪いと愛が絡み合う中――俺は答えを出さねばならなかった。



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