35 いい加減、宿屋いこうぜ?
寝てない時の文章ってカオスだよね。
ただ今ドルフォース王国城内にある、リリフォード達がいた一室です。
「あの……私の拘束を、解いて下さいませんか……?」
リリフォードが動けない状態のまま、上目遣いで呟きます。
あぁ、そういえば話ついてたんだね、メンゴメンゴ。
その前に確認だ!
指先呼称ヨシ!
「なぁ? 話付いたと思うからとりあえず、リリフォードの拘束を解くよ? 話の流れだと時限魔法だっけ? それを第一王女の、ルルフォードさんに装着させなくちゃいけないのね?」
俺はルルフォードさんに聞きます。
「ええ、お願いします」
第一王女だったルルフォードさんはお願いします。
「大丈夫だと思うけどさ? 拘束解いても暴れたり、魔法ぶっ放したり、暗殺者呼んだり、俺達に害を与えるやつは、容赦しないけどね? 俺は嘘を付くやつが嫌いだからね? ってか俺、レベル1だけどなんでこんなに偉そうなの!?」
俺は第二王女リリフォードに聞きます。
「さすがに、そこまで私は頭悪くないですよ。先程から展開させている拘束魔法や、この部屋に張り巡らせる防御魔法など、私が生涯追及しても、届く程が無い位の力である事は、分かりますから……」
リリは俺に答えます。
女神達に頼んで、リリフォードに掛かっている状態異常を解いてもらいます。
ついでに、マナも回復してもらいます。
これでいいかな?
魔力が戻り魔法が使えるようになった第二王女リリフォードは、第一王女ルルフォードに時限魔法を組み込みます。
「あ、ちなみに俺達がここに来たことは、国王とかには内緒でお願いします」
俺は王女達にお願いします。
これ以上面倒事に巻き込まれたくないです。
俺は地味なチートライフで、マッタリした女神生活を望んでます。
政治の道具にされて女神無双とか、そういうのはそんなに好みません。
普通っぽい異世界を楽しみたいんだよ。
王道でも……いいんだ。
いいよね?
「時限魔法を、組み込み終了しました。2年後の今、ルルお姉様の身体は爆発します。後悔しても、もう遅いですよ?」
リリフォードはルル姉さんに聞きます。
「リリありがとね。一度は失ったような命ですけど、またこうして、元気よく動けるようになって、私は嬉しいです」
ルルさんはリリフォードへお礼を告げます。
「リルちゃん、お願いがあるの。国王様、父上をお願いします。現在、無能の国王でも、昔はこの国を思い、愛に満ち溢れた国王だと聞いてます。私は、またここに帰ってきますから、それまでお留守番をお願いします。2年の内に必ず力を手に入れて、戻ってくるからね?」
ルルさんはリルちゃんにいいます。
「ちなみにリル? 私は、まだリルを許していませんからね? ルル姉さんに免じて生かしてるだけですからね? このまま2年間ぬくぬく生きていったら、あなたを再度、殺す事にしますから。よく肝に銘じておきなさい。あぁ、そう、追加で、2年以内に、ルルが一度も帰ってこなかったら、リルちゃん貴女の命は無いものと思って、いいかしら?」
リリフォードはリルちゃんに言います。
リルちゃん、また顔引きつってるよ?
リリフォード黒いなー。腹黒かなー?
腹黒マツカかなー?
「そんで、これからどうするの?」
「本来だったら、私は勇者様と一緒に、魔王軍を、討伐する旅にでるはずだったのです。今日、勇者様と離れて、約束の時間になっても来なかったので探しに行ったら、草原で倒れているのを見つけました。その近くには、魔王軍で手配されている四天王の一人、オーガマスターの亡骸だと気づきました。また勇者様は、お一人で解決されてしまった……と思いました。力がありすぎる為、孤独なのは、私も理解しているので分かります。改めて、お近くでお役に立ちたいと感じました。勇者様が起きたら、私は勇者様と共に旅をしたいと思います」
第二王女リリフォードは俺達に説明します。
へー。ベットで寝てる人、勇者だったの?
よく見れば、主人公っぽい顔つきしてるね?
武勇伝一杯作ってそうだね?
武勇伝! 武勇伝!
「私は旅支度をしてからドルフォース王国を出ます。向かう先は聖堂の予定です」
ルルさんが俺達に言いました。
聖堂とか聖女がいる本山とかそんな感じかね?
それなんてフラグ回収?
「ルルさんとリルちゃんは、もう大丈夫かな?」
俺はルルさんとリルちゃんに聞きます。
「アキラ様、この度はありがとうございました。私は、死んでしまうかもしれませんが、この恩は忘れません!」
「アキラ様ありがとう! エリクサーの材料である、高級薬草代金は、頑張って払わせていただきます!」
ルルさんとリルちゃんが答えます。
おう、がんばってね!
金利は十日で一割だからね!
冗談だって。
「俺達は、宿屋に帰るとするよ。じゃぁね! すーちゃん転移お願い!」
俺は速度の女神すーちゃんに転移魔法を頼みます。
「了解ですー!」
すーちゃんが言うと、転移魔法で俺達は宿屋に戻ります。
あー、人助けした後は気分がいいな。
俺なんもしてないけどね?
「ちなみにマジちゃん。リリフォードの使った、時限魔法ってどうなの? 使用したり解除できるの?」
俺はマジちゃんに聞いてみます。
「簡単に解除もできまス! アキラ様の魔力があれば100倍の威力デ、無詠唱で出来まス!」
マジちゃんすごいねー。
怖いねー?
俺に使わないでね?
怖いなー、女神達いなくなったら、俺死んじゃうよ。
あえて思って、フラグを回避していくスタイルって大事だよね?
うん。
王女が仲間になるとおもったか?
残念だったな!




