9.ユーリの冒険
いつもお世話になりますアリス工房(仮)です
今回は、ユーリ視点の物語です!
プロローグを含め節目の10話目になりました
早いものです。これからも、妄想続く限り頑張って
いきます!
私の名前はユーリです。今日も毎日の日課である薬草素材、コルセア草の花を採取しに 行きます。
馬車道通りを一時間程歩いた所に山があります。
たしか、名前はククル山とか呼ばれていたと思います。 コルセア草は山の中腹に位置する場所で咲いている花です。
道中、結構な山道なので気合いを入れないといけません。あと魔物も現れるので注意 しないと、でも私は、魔物の気配が何となく解るので大丈夫です 。
それでも魔物が現れたときは、最強の盾の餌食です!
今日の収穫は、コルセア草と途中で狩ったホーンラビット二匹大漁です。 途中、ホーンラビットを追いかていた時に三回ほど転んだのは秘密です。
町に戻り、いつもお世話になっているお肉屋さんのゴードンさんにホーンラビットを 捌いてもらい、お家へ持って帰ります 。
私のお家は、果物屋さんの後ろにある空き地が、キャンプ地です 。
最初は町の外でキャンプしていたのですが、その事を町で仲良くなった果物屋さんの ラナさんに話すと、女の子が町の外で野宿だなんてゴブリンにでも襲われたらどうするのと怒られました 。ラナさんが経営している果物屋さんの裏地が空き地(資材置き場)になっていて、ここを 使って良いと言われ今に至ります。 実は、既にゴブリンに襲われ返り討ちにしたのは乙女の秘密です !
「ただいまですラナさん。これ、お土産のホーンラビットです」
私がお土産のホーンラビットを渡すとラナさんは
「お帰りなさいユーリちゃん。怪我とかしなかったかい?おばさん、いつも心配よ」
「大丈夫です。私、これでも冒険者ですよ」
ニヘラっと笑ってみせる。
「じゃあ、これはおばさんからユーリちゃんにお返しよ」
ラナさんから果物を貰った 。
お礼を言って、果物を受け取りお家に入る。
テントの作りは大きめの四角い形をしており、棒状の鉄がしっかりと枠組みされている 。
外には可愛らしい花が飾ってあり、中にはいると女の子らしくこれまたテーブルに 花が飾られている。床には大きな布が敷かれており(土足厳禁)私は、いつも 靴を脱いで部屋に入る 。
隅っこには木製のタンスらしき物まである 。布団もかなり凝っていて、これは私の手作りで大きめな布の中には綿が積められている 。この綿は羊に似た毛並みの魔物から取ったものを、洗浄して乾かした物を積めて出来た 、私の、お気に入りの布団だ。
私は、汚れた冒険者用の服を着替えてお風呂屋さんに行く 。
お風呂はとても、大好きだ 。
曰く!「お風呂上がりのくだもの水は最高です」
私は、くだもの水が大のお気に入り。
お風呂屋から帰宅すると食事です 。
基本自炊をしていて外食は殆どしません。
曰く!「良いお嫁さんはお料理が旨くないとダメです」
今日の献立は、私か最も得意とするホーンラビットの香草焼きと果物で、パリッと焼き上がった 肉がジューシーで脂っこくなった口直しにラナさんから頂いたリンゴに似た果物が とても相性抜群です。
曰く!「この組み合わせは最強です」
お腹一杯になり少し眠くなってきたが頑張って洗い物を済ませながら明日のことを 考えた 。
「明日は、お洗濯と買い物の日です」
心に誓いながら眠るのであった 。
こんな感じで私の1日はだいたい終わります。
ある日のこと、いつものように私はコルセア草を採取しに山へ向かい途中山道を 転げ落ちたが何とか素材を確保したので今日はギルドへ素材の交換しに行きました 。
受付を済ませ帰ろうとしたら、たまに来る意地悪な冒険者の人に、いじめられました 。すごく悲しかったです 。
その時、見知らぬ冒険者さんが、私のことを助けてくれました 。とても嬉しかったのですが、恥ずかしくてギルドを出てお家に帰ろうとしたら 、さっき助けてくれた冒険者さんが、話がしたいと夜ご飯に誘ってくれました。
その冒険者さんをよく見ると、私よりも背が大きく黒髪のなんか清潔感のある男の人 だと思いました 。
名前はナツメさんと言い、なんと私のことをパーティメンバーに誘ってくれたのです !
理由を聞くと私の目を気に入ってくれたみたいです 。
お父さんにもむかしそんなことを言われ嬉しくて涙がでました。
その日の夜、私がキャンプしていることをナツメさんに言ったら、女の子が野宿なんて 危ないと、ラナさんと同じ事を言われ宿屋に泊まりました。
それからの日々は、夢のような毎日です。最近はずっと宿屋暮らしとなり、そのことを ラナさんに言ったらとても喜んでくれました 。
冒険者としてナツメさんとパーティを組んだことを話すと、凄く心配してくれます。
「大丈夫?騙されたりしてい無い?何かあったら、いつでもおばさんに言いなさい!それから 、その人を今度連れてきなさい」
ラナさんは、お母さんみたいに心配してくれました!
心配してくれて、ありがとうラナさん。でも大丈夫です。ナツメさんはとても優しい人です 。たまに、難しいこと言うけど。
盾も買って貰いました。ナツメさんと一緒にゴブリンを狩って、稼いだお金で手に入れた 、私の大切な宝物です。
ギルドでナツメさんを待っている間。嬉しさのあまり私がニヤニヤしながら盾を磨いて いるのを見られて恥ずかしくなり、怒ってしまいごめんなさい 。でも、本当に嬉しかったのです。
そして、ついに討伐依頼を受けることになりました。
冒険者になって初めての討伐依頼です。ついに私の盾が活躍するのです 。
もう、待ち遠しいです。早くその日になりたいから夕方に寝ようとしたらナツメさんに止められました。
あんまり浮かれると、当日体調崩すぞ!とも言われました。
いけない、いけない!私は反省しました。でも、待ち遠しいです。
そんなとっても優しくて、強くて頼りになるナツメさんにも秘密にしていることが あります 。
私の秘密は、誰にも言えません。墓場まで持って行きます。
私の名前はユーリです!私には絶対に、誰にも言えない秘密があるのです!
次回は、討伐編その後のお話しです。
サラリーマンの奮闘に乞うご期待
皆様の暇つぶしに少しでもなれたら幸いです
それではまた次回




