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邂逅
拙い文章ではありますが あなたの心に触れられたら 幸いです
校庭に吹き荒れる嵐が嘘のように消え去ると、雲の裂け目から一筋の陽光が差し込み舞台を照らした。
「ここより、あなたは生まれ変わる。ようこそ新世界へ」
しじまを破り事もなさげに彼女は言った。
夢か現か。
退屈な日常を一変させる鮮烈な邂逅。
謎の美少女に導かれ、運命が廻り出す瞬間。
それは、いつか憧憬した展開ではなかっただろうか。
みな誰しも一度は願ったことがあるはずだ。
ならば、少年の答えは決まっていた。
「要は焼き直しだろ。くだらない」
どこかで見聞きした物語の一節は、我が身に降りかかってみても、まるで実感が湧かない。
誰かに歓迎されている。必要とされている。それだというのに……。
――どうして、こんなにも嬉しくないんだろうな。
ご高覧いただき ありがとうございました 次回へ続きます
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