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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
2章 成長

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72 従魔の冒険者登録

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


「前例が無いわけではないんだがなぁ。それこそ、大昔に召喚された俺の先祖がテイマーだったからなぁ…。う~ん。…文字も書けるし、会話も出来る。詩織も何かあったら責任を取ると言ってるし…。良いんじゃね?」


 話が分かるギルマスで助かりますね。投げやりとも取れますけど。


「イチャモン付けてくるクソ王子が居る場合はどうしたらいいですか?」

「向こうから来るなら反撃だろ。俺なら拳骨1発は入れるぜ?」


 なるほど。斬りかかってきたら、蹴り飛ばしても良いと。


「そもそも、何で敵対してるんだ?」


 言い質問ですね。野良猫くん。


「不敬罪らしいですよ?召喚した責任取るか聞いただけで、です」

「あ~…。100悪いなぁ」

「敬える功績がある方なら頭も垂れますけど。知りませんし、興味も有りませんので」

「お、おう」


 何度でも言って差し上げましょう。実績積んでから言え。と。


「はい、冒険者登録完了しました。あなた達はFランクからスタートですよ」


 うむうむ。新人冒険者として、頑張って下さいね。


「あ~…。もうこの際だから詩織をCランクにしてクラン作らせるか。…指名依頼だぞ~」

「…そういう手もありますか」


 今の私はDランク。上がったばかりではありますが、指名依頼ならば実績は結構積めるはず。


「何処の依頼ですか?」

「薬師ギルドのマスター」

「あ~。遊びに行くって言ったままでしたね」

「いや、本当に指名依頼な」

「…ふむ。何でしょうね?」


 薬師ギルドとは、この前の件以外だと納品しかしてませんけど。採取クエストでしょうか。


「詳しくは依頼人に聞いてくれ。査定所は…。リリーだっけか?に任せてな」


「リリーがリーダーなんですけど」

「それなら、受付と査定所で2人、2人で丁度良いだろ。楽に稼げるぜ?」

「マスター。私、いつも見てましたから行けますっ!」

「私も頑張りマス!」


 …まぁ、顔を覚えて貰うには1番良くて、安全ですからね。


「それなら、皆さん頑張るように。水休憩はしっかり取ること。良いですね?」

「「「「はいっ」」」」


「なんだ。もう親分してるじゃねぇの」

「私の子たちですから。当然です」

「さいですか…」


 ええ。鼻高々ですよ。



 さぁ、両肩芋虫と子供を乗せたクマが通りますよ~。


「俺は入れるのか?」

「獣人排斥派が纏めてお縄になりましたので」

「わるいやつはせいばいよっ」

「なのよっ」


 そう。薬師ギルドは、文字通りクリーンになりました。特にサブマスが裏で色々悪事をしていたらしく。拷問されて、色々吐いたとか。


 …他者を慮れない人は心も弱いのでしょうね…。見た目が違うなんて人種も種族も一緒でしょうに。十人十色とは良い言葉です。


「いらっしゃいませ…。っ、お待ちしてましたっ、ギルマスがお待ちですっ」


 そう言って、受付嬢が走って行きました。


「そんなに、待たれてたのか?」

「え~…。何でしょうね?」


 一応私宛なので、皆さんには待っていてもらって、階段を上がります。


ーコンコン。


「依頼でお伺いしました。楠です~」

「ほっほ。よう来たの~」


 椅子に座って何かしているのは薬師ギルドのマスター。タンブルさん。…なにやら、まごまごしてますね?


「いや~。お主を呼んだのはのぉ~。…羊の嬢ちゃんを直したじゃろ?どうやったのか、…となぁ…」

「あ~。…それなら、コチラをどうぞ」

「あいや…。秘匿情報なら…。…ええんか?」

「ええ。ただ、読んで頂ければ分かるんですけど、注意事項が有るんですよ」

「…ふむ?」

「キャタピラーが大群で攻めてきます」

「…む?……古の万能薬か!?」


 おお~。流石、薬師ギルドのマスターです。知識人ですね~。


「ええ。それがコチラの本に載っています」


 渡すのはもちろん、大変お世話になった。


「ザザ草図鑑…、じゃと?!こ、こんな身近に答えがあったのか…。…くっくっく…。ほっほっほ…。…年を取ると固定観念が邪魔をしよる。いつも見ていた草がまさかの答えとわのぉ…。ほっほっほっ」


 泣き笑いをするタンブルさんの顔は清々しいまでに晴れやかでした。

尚、作るとは言ってない。(ΦωΦ)

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