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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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50 報告と読書

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 子供たちの体力は無限なのか。お風呂に入れたら皆して大はしゃぎ。さっきまで寝ていたのが嘘の如く、それはもう、洗うのが大変でございました。


「…入る前より疲れてないか?」

「…いえ。これも保護者の勤めです。それよりも、報告に行きますよ」

「お、おう」


 子供たちはあんなにはしゃいだからなのか、図書室でもう、お眠です。


「ただいま戻りました」

「おう、お疲れさん。どうだった?」

「そうですね。スモールキングラットを筆頭に大量に狩りました。悪人も17人。それと、恐らくは密売品を押収。また、下水道のヘドロは粗方吸収。とても。ええ、とても、有意義でしたねぇ」


「そ、そうか。そんなに沢山いたか…。コレが報酬だ。…で、押収品は?」

「コチラです。残さず全吸収しました」


 渡すのは禁制品らしい粉。図鑑を確認すれば何が成分なのかも分かることでしょう。


「…裏の奴等コレに手を出しやがったか。処分は必要か?」

「いえ、私の図鑑に纏めて入ってますので。そのまま死蔵します」

「…んじゃ、頼むわ。今向かっても何も無いって事だよな?」

「ええ。張り込みすれば新たなネズミが捕れるでしょう」

「はぁ~…。どうりで捕まえた奴らが暴れたはずだよなぁ。ソイツは王国法で死罪のブツだよ」


 …それを死蔵するのはどうなんでしょうね?出来れば有効活用したいところです。


「証拠分だけ出しますか?」

「いや、コレだけでも十分だ。それだけの代物って事だな」


 …私、大量に持ってますけど?…バレなければですね。


「処分にも金が掛かる面倒な物なんだよなぁ…」

「焼却処分では駄目だと?」

「空気中に舞うと植物も動物も凶暴になるんだよ。もちろん人間もな」

「…麻薬では無く兵器ですか」

「両方の効果だ。量によって変わるらしいがな。…明らかな協定違反だ。舐められたもんだなぁ…。少し出掛けて来るから査定所宜しくぅ~」

「あ、はい」


 あれは、相当なお怒りでしたね?どなたかは知りませんが、南無、ですね。


「詩織さん、こんばんは。マスターはお出かけですか~?」

「あ、レイチェルさん、今日は早いですね。マスターは張り込みか、カチコミかのどちらかと思いますよ」

「その2択なら後者でしょうね。何かありました~?」

「禁制品をスラムで作っていたみたいでして。ブチ切れて行きました」 


 この方はサブリーダー的立場の方ですからね。報告はしますとも。


「…なるほど。代わりますので今日は上がって下さい」

「…では、お願いします。お疲れ様でした」

「はい~」


「闇ギルドも頭が代わりますか。まぁ、自業自得です」


 

 図書室に帰りました。はふぅ…。激動な一日でしたね。子供たちもウサギ達と芋虫達と仲良く夢の国に行っている事でしょう。


「…お帰りなさい」

「…ただいま、リリー。見守りを代わりますので、アナタも寝るんですよ」

「はい」


 私はいつもの定位置に座って読書タイムです。…どうしましょうか。一気に20冊以上増えたんですよね…。内17冊は悪人ですが。…悪人なら薄いので直ぐ終わりますし、パパっと読んでしまいますか。まず、主犯格から。


ーパラ…。

 ライリーは南の聖エスカリテで生まれ、影で国を崩壊させるため教育を施された。そして、バルトメル国に派遣され、闇ギルドに所属。禁制品を作り、国崩しを企むが、志半ばでダルトンに、討たれる。…かなりやばそうな情報が1冊めからきましたね。聖のせの字を勉強してきて欲しいです。


ーパラ…。

 魔物も全然倒してませんね。悪事と言うより、洗脳教育による行動ですかね。称号も無し。後は白紙。…利用しようとしている自分が洗脳されて利用されているとは。皮肉ですね。


ーパタン…。

〈スキル、[精神耐性LV1]を獲得。知力+2〉


 ぐぬぬ…。凄く使える本ですね!?…コレを教育に使うかはクマさんと協議せねば。

反面教師本なるかっ(゜Д゜)

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