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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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28/94

28 ゴブリンのうまみ

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


-ポン…。

〈木の棍棒を吸収。図鑑に登録。78%。〉

〈錆びた鉄の剣を吸収。図鑑に登録。42%。〉

〈鉄の剣を吸収。図鑑を更新。36%。〉

〈木の弓を吸収。図鑑に登録。16%。〉

〈木の杖を吸収。図鑑に登録。12%。〉


 まぁ、武器類はこんなモノでしょうか。壊れていたり、欠けていたりと、吸収しましたが、ゴブリンは棍棒。数で分かりますね。


 後は倒木も吸収しました。…お、合成が出来ますね。コレも帰ってからにしましょう。しかし、ナルの木が多い事。原生林なのでしょうか?


「帰るよ。」

「ええ。出来るだけ回収したので、多分大丈夫です」

「見える限り、あるのは愛理の魔法の跡だけだな」

「ギルドマスターには私から説明しますので」

「助かります」

「怖い方ではないですよ?」

「俺達の鼻っ柱をボッキリ折った人だからな…」

「コテンパン。」

「何もさせて貰えないで負けたからねぇ…」

「そんなに強いんですね~」

「兎に角速く、重い。行くよ、テレポート。」


ーシュンッ…。


 戻って来ました。ギルド内。やはり便利ですね、賢者様は。


「ただいま帰りました」

「おう、戻ったか、どうだった?」

「推定500以上のゴブリンと、ゴブリンキングを確認、勇者パーティーが討伐しました」

「…そうか。500じゃ、まだ、若い個体だったようだな。…ご苦労。君達もありがとう、報酬を受け取ってくれ」


 取り敢えず、査定所にスタンバイしますか。


「はい。コレがキングの魔石と耳と剣です」

「確認する必要があるか分かりませんが、規則ですので。…はい、確かにキングの耳と魔石、剣ですね。…金貨25枚になります。確認して下さい」

「ど、どうも…」


 そそくさと居なくなるあたり、本当に苦手なのでしょうね。


「マスター、コレらは如何しますか?」

「コレクターに売るか、オークションだな。金庫に入れておいてくれ。耳も触媒になるからな。腐らないように保存だ」

「了解しました」


 防腐処理を施すのは親方の仕事ですので、親方用のスペースに置いておけば、明日やってくれます。時刻は20時と少し。夜勤の人が来るまで時間がありますね。


 まぁ、お客様が来ないなら、ゴブリン図鑑を読みましょうか。


ーパラ…。

 ゴブリン。魔物の一種であり、温暖な場所ならば、何処にでもいる魔物である。異種交配が可能であり、度々人間を襲い、種を存続させる為、見つけたら駆除を優先するべし。…ふむ。流石ゴブリン。図鑑さんにも辛辣評価です。


ーパラ…。

 比較的、短命故に進化し易い種である事も有名で、これは仲間同士でも殺し合いをするゴブリンならではの特性である。…だから上位個体が出来やすいと。


ーパラ…。

 稀に女ゴブリン。メスゴブリンが発見されるが、成熟するとオスゴブリンに殺されてしまう為、数がとても少ない。コレクターの間では、超高値で取引されるほどである。…へぇ。そんな珍しい個体もいるんですね。


ーパラ…。

 上位個体として、ホブゴブリン、ソルジャー、アーチャー、ファイター、等、手にした武器類により進化する為、一部の学者達は変わった武器を与えて育てるという実験をしていたことがある。…面白そうではありますね。


ーパラ…。

 …図解ですか。…なるほど、珍しいメスが襲われる理由は、メスが人よりだから、でしょうか。


ーパラ…。ゴブリン貯蔵量。原本初回に付き、一体使役召喚可能。二体目0.5%。


「ふおっ!」

「…どうした?」

「…ダルトンさんこそ、どうしました?」

「…気にするな。それより、何かあったか?」

「あ、…いえ、試してみないと分からないですし、コレは後で。先に読み終えます」


ーパラ…。

 …白紙?メモ帳にでもするのでしょうか。


ーパタン…。

〈称号、[コブリン特効]、スキル、[使役召喚LV1]、体力+10、力+3、俊敏+1。〉


「ウッマ!」

「そ、そんなにか?」

「…はっ、た、試さないと」

「一旦落ち着いたらどうだ?」


 …ふむ。深呼吸をしましょう。本を持って、…では、いざっ!


「コブリン召喚!」

〈雌雄どちらを選びますか?〉


 オスは論外です。嫌ですよ、寝込みを襲われるとか。


〈メスゴブリンを召喚します。名前を付けて下さい。〉


「来なさい、リリー」


 直感で名付けましたが、悪くないと思います。

「……」

「…よ、宜しく?」

「…」

「喋れないか、分からない?」


 首を傾げる可愛いゴブリンことリリー。コレは…教育が必要です…ね。

 

図書室ですから。

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