ー あとがきのその後に。ー
Orionの奇跡~そばにいるから~ を
お読みいただきありがとうございました。
この物語を書こうと思ったきっかけを
お話ししたいと思います。
Orionの奇跡~そばにいるから~ は
当時、亡くなった友人のことを
忘れないように書き留めておこうと、
心のままにメモしたことがきっかけです。
携帯のメモ機能を使って、思い出した時に、メモしていました。
次から次へと思い出されてきたことを
ひとつひとつメモしていました。
こんなに思い出されてくるのは、
友人が、そばにいて、
私に伝えてるんじゃないかと
思うほどでした。
細かいことまで浮かんできて、まるで、
昔話をふたりでしているようでした。
そのうちに、不思議なことが
私に起こったとき、友人が何か、
私に頼みたいことがあるんじゃないかと
考えるようになりました。
思いついたのが、
友人のお母さんへの手紙です。
でも、面識もなく、いざ書こうとしても
どう書き始めたらいいかもわからないし
唐突に、知らない私から手紙が届いたら
かえって、
嫌な気持ちにさせてしまうかもしれない。と、躊躇していました。
手紙を書けないまま、2年過ぎて
三回忌のお墓お参りをしたときには
友人の職場の方々が大勢集まっていました。
私にとっては、知らない人たちです。
その知らない、彼の元上司という方が、
友人のお母さんのことが心配で、
たまに、電話をしていると私に話しました。
そして、電話番号を知っておいてほしいと、
その番号を渡そうとしたのです。
見ず知らずの私にです。
私は、とても驚きました。
お断りしようとしましたが、女同士の方が
いいこともあるかもしれないからと、
よくわからない理由でしたが、
全く、わからなくもなかったので、
お役にたてることがあればと
受け取りました。
よほどのことなんじゃないかと思いました。
当然、いきなり
電話することなどできません。
その場にいた、全員が
友人のご家族のことを
とても心配していることは
よくわかりました。
それで、手紙をすぐに書こうと思いました。でも、なかなか、それが難しくて・・・。
メモしていたものから
友人との思い出を書こうと思いましたが
いつのまにか膨大なものになっていて
そのままでは手紙には収まりません。
手紙は手紙として便箋に
一枚か二枚程度にしてお送りしました。
どのように受け取られるか
わかりませんでしたから、念のため
嫌な気持ちでしたら
二度とお手紙は書きません。
というようなことも書き添えたと思います。
でも、その手紙を
とても、喜んでいただいたようで
ほっとしました。
それからは、お手紙を少しづつ
お送りしたり、
お盆にはお供え物を送ったりしてましたが
2年前の13回忌を節目に
お手紙でご挨拶して
それらを控えました。
お返し等のお気遣いを
そろそろご遠慮したいと考えたからです。
私の手元には
当時の膨大なメモが残っていて
いつか、まとめたいと思いながら
長い年月が流れていました。
今回、煌めきの雫 を書いたことで
Orionの奇跡~そばにいるから~ も
書いてみようと心が動きました。
ずっと手をつけられずに
しまったままにしていたもの。
実は途中まで進めていたものもありました。が、もう、自分には出来ないと思って、
2年前に捨ててしまったものもありました。
残っていたメモを取り出してみると
5月10日という日付が
最初に目に飛び込んできました。
煌めきの雫 1. ~蛇の池 鷺の池 ~ の
最初の書き出しと、同じでした。
私は、友人が、
そろそろまとめたら?
といってる気がしたんです。
まとめて、物語にすることができれば
友人のお母さんにも
読んでもらえるかもしれない。
でも、かえって
わかりにくいか、とも思ったり、
友人が、生き生きしてるところだけ
読んでもらってもいいか、とか
今はあれこれと考え中です。
なんだか長くなりましたが、
これが Orionの奇跡~そばにいるから~を
書きはじめて、そして、
最後まで書くことが出来た理由です。
そして何よりも、読んでくださっている
皆様の存在は大きな力となりました。
つたない文章と、物語と
あとがきのその後に。までお読みいただき
本当にありがとうございました。
青いとかげ
追記:
気がつけば、書くことでいつのまにか
気力もかなり戻ってきていました。
◆◇◆◇お知らせ◇◆◇◆
本編で書ききれなかったものを
Orionの奇跡~そばにいるから~「もうひとつの物語」(全5話)
として書き加えるかたちで、完結します。
よろしかったら読んでみてください。
青いとかげ




