太陽
レインがかけていた効果も切れた頃に森と同化していた遺跡を見つけ、その近くに階段を見つけてた。
「ここにありましたか……」
階段を覗いてどうしようかと悩む。レベルを上げてから行くべきか、見つけたから行くべきなのかと。スキル、ステータスだけなら次の階層へ行っても大丈夫だろうが、気になるのはレインの元々持つ戦闘センスだろう。下に行 くほどモンスターの戦い方が酷くなっていく。
ゲームマスターとして、ゴッドモンスターとして、プレイヤーの敵として歴史ある戦いなどを研究しているのだろうか。より、最適な戦闘モンスターを作り上げるために。
「ただ強いだけなら良いんですが……」
レインは自分の右手を見る。もっともっと力が欲しいと願う。
その考えが正しいだろうここは『豪魔地帯』なのだから。
「アイテムで一度増やしてから行きますか」
モンスターの質、すなわちデータ量はプレイヤーのように自由な動きはできないが、組み込まれた事を完璧に行動してくる。そのためレインのようにスキルを増やしていかないとモンスターの動きについていけなくなるのだ。
ガチャを回し続けて獲得書を取っていく。
環境適正の獲得書
魔法操作の獲得書
魔力操作の獲得書
《原初ノ魔法使い見習いのレベルが上がりました》
《魔法:核融合を獲得しました》
《レベルが上がりました》
魔力、魔法の異能を獲得することで新たなステージへと進んで行った。
「核融合……太陽のエネルギーですね」
それは物理攻撃力を千も上げてくれる魔法。そのデメリットとして物理攻撃が上がる一定時間まで徐々にHPが削られていく。それは火傷に近い効果だ。
「核融合」
MPを千というほとんど持っていかれる量で発動できる。
肌が焼けていくエフェクトが出てき、体中から赤い煙、眼が黒色から少しだけ輝きだす。〈限界熱化〉よりも強いことは一目瞭然だ。
「斬刃」
技を発動させて刀を横に適当に払う。強化されたより大きな斬撃が地面をえぐりながら飛んでいく。
レインは気づかないが人が太陽と同じエネルギーを使えるのかと、ゲームと言ってしまえばそれまでだが。
「流石は太陽の力ですね」
アイテムを使って新たなステージに上がる。それはゲームだから早くできる最短の道なのだ。
「さて行きますか」
階段を下りていくレイン。次に待ち受けているのは何かと思いながら。




