表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹は死んでも守りますっ!!  作者: ハク白
第一章 帰ってきたシスコン
15/18

接触しちゃいますっ!!

すみません。身体の調子が本調子ではないので、短い文になってしまいました。

本当にごめんなさい。

次回は、書けるように頑張ります・・・。

 何時間経っただろう。零は、真っ赤で、でも真っ暗な、とても変な気分を味わっていた。

 此処は・・・どこだ。なんだか、懐かしい気が、す、る―――

 零の目の前には、決して思い出してはいけない、忘れようとした過去が突然目の前に映った。

「―――っ!?」

 ガバ、と上半身を勢いよく起こし、辺りを確認する。

 そうか、此処は、俺の部屋だ・・・。あの後、二人で色々話して、そして寝たんだ。

 身体がじめじめする。いやな汗だ。手の平には冷や汗が付いていて、そして、少しクラクラする。

「風邪でも、引いたか?」

 そうだったらいいな、と苦笑しながら、額に手の平を当てる。すると―――

「―――つっ!!!」

 そうか、そうだったな・・・。今、俺はアレを見ていたんだ。

 両手を握りしめ、ベッドに叩きつける。無性に悔しかった、アレを思い出すと、悔しくて、悔しくて、悔しくて―――・・・。

 畜生が・・・っ。一生、俺は、罪を背負って行けってかよ・・・。

 シーツを、思い切り握りしめ、そして、夢を振り払うように頭を揺さぶり、ベッドから立ち上がる。

 時間は、いつもの起きる時間と同じにして、四時。

 少し早いが、学校の準備でも、ということで、久しぶりの制服に手を通した―――・・・。



 階段から、下りて来る足跡があった。それはきっと、零の愛しの妹のであって。

「ふぁ~ふぅ・・・。おはよー、お兄ちゃん」

 あぁ、可愛いっ。可愛すぎるっ。寝ぼけて、涙を溜めている半目に、ダボダボのシャツ、似合い過ぎているっ。

 零は、昨日、出来なかった妄想をフルに活用し始めた。

「おはよーかえで。お兄ちゃんが服を脱がせてあげようか?」

 軽い口調で、零は変態ネタを暴露する。それに動じた気配を見せないかえで。

 アレアレ・・・。なんで無反応なの・・・。

「お兄ちゃん・・・。私はもう大人なんだよぉ。そんなの一人で出来るもんっ」

 あ、やべ、鼻血出そう。

 零は必死に鼻を押さえる。

「どうしたの?お兄ちゃん。もしかして、花粉症?」

 おぉっ。これまた古い病気を・・・。

 花粉症、今はもう発症はしないとされている病気、らしい。かなり古いものだとは聞いている。

「違う違う。なんでもないよ」

「そっかっ♪」

 その笑顔が俺を殺すっ。悩殺され放題だ。

「っと、顔洗ってくるね?」

「おう、ゆっくりな」

 トテトテと可愛らしく歩いて行くかえでを見送ると、零は、朝ごはんの支度をしたのだった―――・・・。



「鍵の閉め忘れは無いな?」

 零は、かえでに尋ねる。それを、笑顔で―――

「無いよっ。私たちの家には誰も入れさせないからねっ♪」

 私たち・・・。お兄ちゃん、勘違いしちゃうよ。別に、本当に結婚して私たちの家にしても良いけどねっ。

 その時、零と、かえでの二人の前に一人の少女が立ちはだかった。

「・・・見つけましたよ」

 その少女の言葉は、零に向かって言っているものだった―――・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ