陽だまりの返信
掲載日:2026/04/13
見渡せば
桜が空を淡く染め上げ
風が春の香りを運んでくる
舞い落ちる花びらの向こう
立ち止まる君の気配を
背中でそっと受け止めていた
届かない視線だと
君はうつむくけれど
僕の瞳はいつだって
君の影を追いかけている
桜並木を抜けた先
足元に広がる光の粒が
迷いを消していく
舞い募るたび
僕は踏み出す勇気をつけれる
四月は陽だまりの返信が来る
恋い焦がれる冬の間に
書いた悩み文に
綺麗な彩りと温かい光で
答えてくれる
四月は言うんだ
それらを花束として持ち
恋する相手と一緒に
春の絨毯を歩けと
見渡せば
桜が空を淡く染め上げ
風が春の香りを運んでくる
舞い落ちる花びらの中
振り返る僕の視線が
やっと君へと行き着く
今
繋ぐ風景が動き出す




