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幻想影法師  作者: 望月笑子
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39/51

影38

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「あれ?」

その時、幻一郎が奇妙な声を上げた。

2人は、国分寺のあの墓地の前まで来ていた。

「あそこにあるの違う?」

幻一郎が、公衆電話の方を見ていた。ボックス内の白い蛍光灯の明かりに照らされた、淡い鶯色をした電話機の上に、それはあった。

「あっ、」

律子は思わず駆け寄ると、小銭入れを手に取った。

「これだ、間違いない」

中身は、20円ほど拝借されただけだった。



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