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影30
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この作品は、学生時代に幻一郎が、懸賞雑誌に応募して選ばれたものだった。
幻一郎の部屋には、今まで書き溜めておいた俳句や短歌、詩や小説がたくさんあった。
「じっちゃんは、才能あるのに、どうして今まで応募しなかったのだろう…。」
律子は、幻一郎の書いた論文の入った封筒を、郵便局に持って行って、郵送してあげた。論文は、年一回発行される地元で有名な文芸雑誌に投稿された。
発表されるまでは、「じっちゃんに、無事で長生きして欲しい。」、そう願いながら…。




