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幻想影法師  作者: 望月笑子
31/51

影30

このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

この作品は、学生時代に幻一郎が、懸賞雑誌に応募して選ばれたものだった。

幻一郎の部屋には、今まで書き溜めておいた俳句や短歌、詩や小説がたくさんあった。

「じっちゃんは、才能あるのに、どうして今まで応募しなかったのだろう…。」

律子は、幻一郎の書いた論文の入った封筒を、郵便局に持って行って、郵送してあげた。論文は、年一回発行される地元で有名な文芸雑誌に投稿された。

発表されるまでは、「じっちゃんに、無事で長生きして欲しい。」、そう願いながら…。




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