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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.47


 これはなんだ!


 この美味過ぎる鍋は、何なのだ!



 味噌で味付けされた鍋は、新鮮な野菜やキノコ類もさることながら、捌《さば》きたての猪肉の野生的な味と旨味が、悠人の味覚をこれでもかと薙ぎ払っていくのである。



 とても一杯では収まらず、お代わり、さらにお代わりを重ねていく。



「どうだ、テメエで担いできた猪はうめえだろう?」


「あ、信太さん。もう、止まらないっす、マジ美味いっす」


「酒も止まらねえみたいだな、また洋一のおっさん、裏に取りに行ってるぜ」


「この酒、止まらないっす。何この鍋と酒の組み合わせ、神ですか?」


「神はオメエだろーが。バーカ」


 信太に頭を叩かれ、悠人は大笑いする。



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