99/152
95話
「俺は音楽を作ってるだろ?」
「ああ。」
「俺の音楽は…力があったんだ…」
「ああ」
「昔な…音楽が好きでな…昔きれいな音楽を聴いたんだ…」
「……」
「その音楽を再現しようと…音楽を勉強したんだ…」
「……」
「そしたら、こんなことになってた。そして、ある日俺は似てる音楽が聞こえたんだ。だから、何も持たずにここに来た。」
「……」
「この音楽って何だろうな…」
「……」
「なんてな!さあ、曲を聞いてみてくれ!」
ピアノを力強く弾むように楽しそうに弾いていく。聞いているだけで体が楽しくなり、音楽に身を任せてしまう。楽しいな…
こいつになら…任せてもいいかもな…
-------------------------------------------------------
------------------------------------
---------------------------
-----------------
-----------
-----
--
まあ、こんなお話が合ったとさ。それで、魔王は…
「貴様はおそらく、北の地の語り部じゃな」
ゆっくりと振り返ると、僧侶のような見た目に旅装束…
「これはこれは、『ロイド』の芭蕉様。いやー分が悪い。そんじゃ、さいなら」




