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95話

「俺は音楽を作ってるだろ?」


「ああ。」


「俺の音楽は…力があったんだ…」


「ああ」


「昔な…音楽が好きでな…昔きれいな音楽を聴いたんだ…」


「……」


「その音楽を再現しようと…音楽を勉強したんだ…」


「……」


「そしたら、こんなことになってた。そして、ある日俺は似てる音楽が聞こえたんだ。だから、何も持たずにここに来た。」


「……」


「この音楽って何だろうな…」


「……」


「なんてな!さあ、曲を聞いてみてくれ!」


ピアノを力強く弾むように楽しそうに弾いていく。聞いているだけで体が楽しくなり、音楽に身を任せてしまう。楽しいな…


こいつになら…任せてもいいかもな…


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まあ、こんなお話が合ったとさ。それで、魔王は…


「貴様はおそらく、北の地の語り部じゃな」


ゆっくりと振り返ると、僧侶のような見た目に旅装束…


「これはこれは、『ロイド(作られし者)』の芭蕉様。いやー分が悪い。そんじゃ、さいなら」


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