93話
青年はそういうと、再びグランドピアノに向かい合う。
少し引くと、頭をかしげながらピアノの譜面台に置かれた紙に何かを書いている。
魔王は何か納得いかないと、思いながら言われたことをやろうと城からでた。
魔王は懐からA4サイズほどの紙を取り出すと、書き留める
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魔界の民へ
来週、我が城にて音楽祭を行うことになった。
ぜひ、来てもらいたい。以上だ。
魔王
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殴り書きをそのまま町のすぐ広場に張るすばやく、城に帰る。
城では未だに青年が音楽を作っている。魔王は城の中庭に大きなステージを作り始めた。
その頃、魔王が貼った広場には多くの魔族が集まり紙をみていた。
「これ…どうする?」
「行ったら、殺されるんでねーか?」
「私は行かない…」
多くの者が、行かないようだ。いや、魔王を怖がっているのだ。
そんな中、一人の白髪の男が紙をみると高らかに叫んだ
「おお!祭りか!よいではないか!」
「メフィスト様!あんた、行くんか?」
「あ?ああ、当たり前ではないか!」
「いかないほうがいいんじゃないか?」
「そうだよ!死ぬかもしれないよ!」
「怖いよ…」
口々に白髪を止めてくる。
すると、突然後ろから大きな声がした。
「うるさいよ!あんたら!あんたら、魔王の音を聞いたかい?」
その声の主をみんなが振り返ると、そこには黒い服をきた魔女のような…幼女がいた。
しかし、集まっていた全員が幼女をみると血相を変えた。
「「「「は、はい」」」
「そうかい。なら、みんなも分かっているだろ?その意味が」
「「「「………」」」
「しっかし、思いきったことをするね~この小僧も」
「おい。ばばあ、お前も来るか?」
「なんだい小僧。お前も行くのかい」
「なんだと?このロリばばぁ」
「なんだって?このしらが野郎!」
「ああ?」
「おお?」
「「「「………」」」
((((逃げろ。巻き込まれるぞ!))))
国民は結構結束しているみたいですな。




