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71話

アモンの顔面がハジメの握力によってつぶされていく。

どうやら、ヘイホーのような顔はお面だったようだ。お面が粉々に割れると、暗黒が広がっていた。

粉々に割れたせいで、つかむものが無くなりアモンの体が地面に落ちる。

顔のない体はゆっくりと起き上がる。


「久々ですね。こんな姿も。いやー、それにしても別人みたいですね~」


ハジメはアモンの胸ぐらをつかむが、アモンは黒い霧のが出てきた。ハジメの腕にはアモンの服のみをつかんでいた。霧はゆっくりと動き始めの周りに漂う。

ハジメは霧を払おうと暴れるが、一向に払えない。突如、霧から手が出てきてハジメ顔面を殴りつける。

ハジメもすぐに、腕をつかもうとするが、一瞬で黒い霧に戻った。今度は背中に足ができ、蹴り上げられる。そこから、ハジメは見えないアモンに袋叩きにあう。


「はぁはぁ....」


「おや?もう終わりですか?」


どこからか、アモンの声が響く。ハジメの周りを漂っていた黒い霧が集まり人の形になっていく。

すると、ハジメは腕を振るう。空間を切り裂くように爪を立てて振るう腕には、『火のリズム』により、炎の軌跡ができる。一瞬で黒い霧があったあたりを火の海に帰るが霧にはダメージはないようだ。しかし、ハジメはさらに火の海を広げる。


「はぁ....無駄ですよ。そろそろ、時間ですので。死んでください」


黒い霧はハジメを再び囲うと、再び霧から腕が出てきた。その腕は、鋭くハジメの腹に突き刺さる。

文字通り、腕が腹に突き刺さった。そして、ゆっくりと腹をつく抜けていく。引き抜こうとするが、つかむことができない


「うぐっ.....」


そして、体を貫通した。腕はすぐに霧となって消えるとハジメの腹から勢いよく血が噴き出る。

ハジメは膝から崩れ落ちる。


「さて、とどめと」


霧から腕がでてきて崩れ落ちたハジメを狙う。


「おや、危なかったようですね!」


ハジメを貫こうとした腕はアガレスの持っていた包丁で止められる。


「おや、あなたは....ん?精霊ですか。ああ!だから、腕を止めれたのですね」


アガレスはアモンの言葉を聞かずに霧を切り付ける。すると、霧から黒い液体が落ちた。


「おお!この姿で攻撃を食らうとは!」


嬉しそうなアモンの声が霧から聞こえる。アガレスは攻撃しつつ、ハジメの近くによる。

アガレスは倒れているハジメに『オートヒール』と『煌炎の檻』を発動させる。『オートヒール』とは、ヒール級の回復力だが、回復続ける魔法。『煌炎の檻』は精霊王の寵愛を受けた者のみ、精霊王が扱える現世にあるすべての火を使い結界にする魔法だ。


「おや?なにか、されたようですね....ですが、そこの小僧はもらっていきますよ?」


「.....」


霧は、ハジメに一瞬で近づくがハジメを中心に四角を作るように霧ができる


「なっ!これは、硬い...どうやら、破壊はできなさそうですね。術者が死ねば解けるでしょう」




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