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65話

「いや、今から行こう!」


「そんな、すぐに決めてもいいのですが?」


「ああ。宿舎にあるホールで練習....いや、集まっているだけかもしれないが、仕事だから全員集まってはいるしな!」


「んら、行きましょうか。」


俺は手早く朝食を食べきると、そのままジャケットを羽織る。アルジーも、朝食を食べきり席を立った。


「あ、演奏って楽器はどうします?」


「ホールには、練習のために楽器はある。あ、なんかあるならもっていってもいいが...ピアノなどは無理だぞ?」


「大丈夫です。まあ、楽器なら何でも大丈夫ですし。行ってから決めます」


「そうか!では、外に馬車があるから行こう!」


アルジーが、楽しそうに部屋を出ていく。アガレスは食べ終わった朝食の食器を魔法で浮かせ台所に運んでいる。


「じゃあ、行ってくるが....なにか、あったら連絡してくれ。みんなにも伝えておいてくれないか?」


「わかりました。ですが....リカ様には自分で伝えたほうが....」


「なんでだ?」


「いいえ....まあ、わかりました。いってらっしゃいませ」


「おう」


孤児院につながている扉を開け孤児院からでる。子供達はすでに起きて、外で遊びまわっている。

孤児院の柵の中に、小さな馬車が止まってあった。


「おーい!こっちだ!こっち!」


馬車から体を乗り出して手を振ってくる。軽く駆け足で、馬車に向かう。

俺は馬車の乗り込むと、すぐに馬車が走り出した。

なんか、嫌な気もするが...まあ、頼まれたんだしやるしかないよな....

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