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トラック11 外界と自然災害

タタラ場から離れて、近くの冒険者ギルドに向かう。タタラ場からそれほど遠くない所に冒険者ギルドはある。昨日行ったばかりなので、道はしっかり記憶している。ギルドに近づくにつれ武装した男女が多くなってくる。ぶらぶらと歩いていると、タタラ場並に大きな建物が見えてきた。建物に多くの冒険者が出入りしている。この建物こそ冒険者ギルドだ。

俺も冒険者ギルドに入る。昨日と同じく多くの冒険者が集まっていた。ギルドカードを発行してもらった受付に向かうと、ピオではなく二人の女性が座っていた。二人はバーバリアンドレスのような服で胸がとても強調されている。くそっ誰の趣味だよ…最高じゃねーか!

二人の受付嬢は、右の受付嬢は金髪で眠そうなタレ目の巨乳。左は、黒髪ストレートに細いメガネをかけたぺったん。これは…可愛い系か、綺麗系か…悩む…うむぅ…


「こんにちは。昨日ここに来いと言われたんですが…」


「ん?…ああ。あなたがハジメくんね。待っててちょうだい〜」


金髪巨乳ちゃんを選びました!どうとでもいえ!おっぱいを無視できるほど、俺は大人じゃねぇ!

お姉さんは、カウンターの下に潜るとすぐに小さな袋を机においた。がちゃりと金属が擦れる音がなったので、おそらくお金だ。


「えーと…オーガの希少種だたので、王金貨10枚で、えーと?先日前金の金貨4枚お渡ししたから…王金貨9枚と金貨6枚ですね〜ギルドカードの提示をお願いします」


俺はポケットからギルドカードを取り出しお姉さんに渡すと、お姉さんは銀色のティッシュボックスにギルドカードを半分ほど挿すと「ピコーン!」と音がなると、すぐにギルドカードを引き抜き俺に渡してくる。


「はい。カードお返しするわね〜。それにしても、王金貨を10枚稼ぐなんてすごいわね〜。見かけによらず強いのかしら?体を是非見てみたいわ〜今夜暇かしら〜?」


受付嬢は体を乗り出して胸を見せつけてくる。その上、かわいらしい潤んだ上目遣いで俺を誘ってくる…ゴクリ。こ、これは…


「す、すいません。今夜は用がありまして…」


「あら?そうなの〜…残念」


断ると、唇を突き出して乗り出した体を戻す。危ない。よく耐えた!俺!

その後、雑談をしながら受付を済まし、机の上に置かれた金を受け取り懐にしまう。席を立ち、ギルドを出るついでにギルド内を見渡したが、ゲルグの姿は見えなかった。まあ、仕方ないだろ。いろいろ聞きたかったが居ないなら仕方あるないな。とりあえず、ギルドを出る。


「どうすかな…観光がてら、見て回るか…」


ギルドが予想以上に時間が余ったので、ブラブラと散策していると、いつのまにか壁まできていた。仕方がないので、壁に沿って歩いていると突然視界が開けると同時に、塩の香りがした。

目の前には真っ青な湖?が広がっていた。向こうは壁になっている。ここは、外の湖と区切られていて、湖には多くの船が泊まっている。向こうの壁には小型船がすれ違えるかどうか程度外の湖につながっている。しかし、なんだが水が引いているような気がする。干潮かな?しかしなんか、雰囲気で言うとナヴァイオビーチみたいな光景で美しい。やべぇな…。ぱねーよ。

しばらくその場で見惚れていると、背中を突かれたので振り返る


「ん?」


振り返ると、初めてあった異世界人の一人のイーナがそばにいた。水色の髪にメガネ。今日はローブ姿ではなく、真っ白なワンピースの姿でとても可愛らしいかった。


「何…してるの?」


「観光がてら、見て回ってたのさ。それにしても、ここはすごいな。でも、なんでこんなに水が引いてるんだ?」


「ここは、内海っていって…国の一部なんだよ。ここは、淡水魚も海水魚も住める特別な湖なの。あの、壁は魔力吸収が付与されてるから内海の水は魔力がない。だから魔力を持たない魚しか居ないから、安全。でも、外海は魔力があるから怪魚がいるの。」


「すごいな。イーナは博識だな。」


「そうなの…!」


褒めたら、照れているのか顔が真っ赤にして俯いている。うおぉ!かわいい!!持って帰りたいくらいかわいい!!

ふと、イーナを見ていると右手にバケットを持っていた。なんだか、いいにおいもする。


「それは?」


「お父さんの、お昼ご飯なの…」


「そうか!んで、お父さんは…?」


俺がイーナにお父さんについて聞こうとすると、突然大きな叫び声が後ろから聞こえた。イーナはすぐに声のしたほうに顔を出す。俺も続いて、後ろを振り向く


「おおおーーい!!イーナ!」


「お!お父さん!!!」


船の上からこちらに向かって叫んでいるイーナと同じ色の髪のナイスガイがいた。イーナも船に向かって走っていく。

ナイスガイの乗っている船は港で船を止めると、イーナもその船に近ずく。俺も、あとを追う。


「こ、こんにちは。僕はハジメっていいます。漁師さんですか?」


「そうなの!お父さんは漁師なの!!」


「おう!んにちは。その通り漁師さ。君は……イーナとの関係は?」


ナイスガイは俺を鋭く睨みながら、俺とイーナの関係を聞いてくる。いやいや、関係って!こんな子に手を出したらロリコンですよ?違法ですよ?逮捕ですよ?まあ、確かにかわいいですよ!ですが、彼女とかはない!正直言えば「お兄たん」とか呼ばれたい…


「いもう…っ。し、知り合いですよ。」


「ん?…そうかそうか!!んで、こんなところで何をしてるんだ???」


「先日この国に来たばかりなので、観光ですかね??」


「そうなのか!よく入国できたな…。一応この国は入国できないんだがな。まいい。ここは漁港だ。あそこの海の境界線があるだろ?あそこから魔力を吸いとる装置があって、外と内で水中の魔力量を減らしてある。水中の魔力が薄いと魔物系の魚は死んじまうからここには入ってこないし、魔力のない魚があつまりやすいからここだけで漁をするんだ。まあ、たまに魔力を体内に貯めるタイプの魔物が入り込んでくるがみんなが討伐するのさ。そんで…」


イーナ父が丁寧に説明している途中で遮るようにイーナが割り込んでくる。顔が真っ赤だし恥ずかしいのか?…


「それは、私が説明した!!」


「ええ。全く同じでしたよ。」


「そうかそうか。イーナもわかってるじゃんか!!しかし、あれは話してないだろ?」


イーナ父は港に停泊している一隻の船ををさす。指した方向をみると、イーナ父の船の四倍ほどの大きな船があり、上半身が裸のマッチョどもが二メートルほどの一角の魚?カジキ?を吊るしたり、籠いっぱいの魚を船から下ろしていた。


「あれは、外海怪魚討伐隊だ。魔法師や魔導師と海賊が乗って、境界線の外の海で怪魚を討伐してくる。ちなみに、境界線の外の怪魚はめちゃくちゃうまいからな。高く売れる。金になるがその分危険な仕事だ。あまり近寄るなよ?」


「そうなんですか…。すごいでね…うわぁ!!」


がががががが………


話している途中に突然地面が大きく揺れた。立っているのができないほどだ。地球でも体験したことが無いほどの揺れだ。俺はへたり込み揺れで動く体を固定させようとする。イーナは父親に抱き付きながら、泣いている。そのイーナを必死な形相で抱きしめる父親。この揺れは、おそらく震度9はあるんじゃないか??

俺は地震を経験しているので若干冷静だったのであたりを見渡す。地面は裂け隆起し、多くの人の叫び声や泣き声が響く。そして、先ほどまで船を浮かせていた湖の水が引いていく。すると、海外怪魚討伐隊の船で荷卸しなどをしていた人たちが、みんなが慌て始める。それと同時に、敵見櫓からカーンカーンと警鐘が鳴り響く。


「な、なんなんだ?こりゃ!どうなってやがる!!」


「お父さん!」


「だ、大丈夫だ。お父さんにしっかり掴まってろ!!」


イーナは泣きながら父親に抱きついている。父親も、イーナを離さないようしっかり抱きしめながら突然の地震の状況を理解しようとしてるようだ。俺はなぜか視線を感じ向く。そこには父親に抱きしめられたイーナは俺の瞳をじっと見つめてくる。


「ハジメ…」


5分ほど揺れると地震はおさまった。同時に、イーナ父はイーナを抱えて走り去る。よく、へっぴり腰にならずに逃げられるな…。

これほどの長さの地震…それに、この湖は深いって言ってたな…それに急激な引き潮…やばいな…俺の予想だと非常にまずい

俺は急いで音楽を見る。


「これだ!これしかない!」


大きな独り言だったが、誰一人聞いているものは居なかった。

地震の描写が、少し甘いですかね…


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