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3月

【この作品はフィクションです。】


暖かくなってきた〜…と思って油断してたら寒くなる。油断ならない時期です。

「3月といえば、間も無く春が来ますよ的な、カウントダウンが入る月だったりするわけなんだよ。」

「そうだな。」

「いいよね〜、カウントダウン。」

「そうか?」

「なんかいいじゃん。気持ちがぐいんぐいんと高まっていく感じ。」

「それは確かにあるかも。」

「バンジージャンプする時のカウントダウンとかたまらないんだよ。」

「緊張感半端ないけどな。」

「だからこそいいんじゃないかね。」

「バンジージャンプ好きなのか?」

「やれって言われたら泣いて撲殺する。」

「踏み留まってほしいものです。」

「心得た。」

「感謝する。」

「バンジージャンプは、やるのは大嫌いに大嫌いを重ね掛けするほどに大嫌いなんだよ。」

「そこまでか。」

「他人がやるのを見るのは大好き。」

「その心理は。」

「ドS。」

「やっぱりか。」

「やっぱりドMよりもドSだよねぇ。」

「それは個人差があると思うが。」

「そう?」

「うん。」

「Mが好きな人いるかね?」

「いるだろ。」

「マジで臭い靴下なのに?」

「それは予想外。」

「ドMだから、ド級にマジで臭い靴下なのに?」

「一体何をしたらそんなになる。」

「あの液体に三日間浸す。」

「確実にヤバい液体だな。」

「ごく一部の特殊な人達には強烈に需要がある。」

「引き返せない人達か。」

「そんな彼らを救うのがこれだ!」

「ほぉ。」

「その液体。」

「逆のベクトルでヤバい液体だろ。」

「何を言うのかね。これを作り出すのは大変なのだぞ?」

「大変だからヤバくない、という理屈は通らない。」

「何せあの液体に対抗するためのその液体を作るためには、この液体とあの固体とその気体をこのビーカーに注ぎあの蓋で密封した後その温度のこのアルコールランプであの時間までそのそのと過ごしこのこのを食べながらあのあのの儀式をクリアしなければそのその過ごす時間がこのこのクラスにあのあのしてしまうのだ。」

「あの、その、この、の、無限ループ。」

「ふっ!よくぞ見破った!」

「ありがとうございます。」

「まぁ、要は砂糖水なんだけどさ。」

「お手軽。」

「砂糖を水に溶かしてあれするだけなんだよ。」

「何をする気だ。」

「あれすることを説明するにはまずそれすることを説明しないことにはこれすることと混乱してしまいかねないのでまずあれすることを説明する前にそれすることを説明したいのだがそのためにはこれの資料を熟読してもらった上で」

「ストップ。」

「止まってやろう。」

「今度は、あれ、それ、これ、の、無限ループに入ろうとしたな。」

「入ろう?」

「うん。」

「ハイアンドロー?」

「違う。」

「7を出された時が一番困る。」

「一番迷うな。」

「でも3でハイにして2とか出て負けたときが一番悔しい。」

「分かる。」

「絶対に仕組まれた勝負なんだよ。」

「賭けに裏はつきものだ。」

「あ、」

「どうした。」

「つきたて餅食べたい。」

「急に正月カムバック。」

「餅には何をつける?」

「醤油。」

「私はナンプラー。」

「うぇるかむタイランド。」

「同じだね。」

「違うと思う。」

「日本風醤油とタイ風醤油の違いでしかないんだよ。」

「なかなかの違いだと思うが。」

「大豆から作るソース。故に英語ではソイソース。」

「うん。」

「ソイ、ってさぁ。」

「うん?」

「タイ、みたいだよね。」

「タイランド再訪。」

「タイ料理、と言えば何を連想する?」

「トムヤムクン。」

「私は鯛めし。」

「日本に帰国。」

「鯛、ってさぁ。」

「うん?」

「ソイ、みたいだよね。」

「その辺で止めておけ。」

「なんで?」

「今度は、ソイ、タイ、鯛、の、無限ループに持ち込むつもりだったろ。」

「うん。もちもちもつ煮込み。」

「美味しそう。」

「餅って結局いろんな味に合うよね。だからこそ、」

「?」

「食べ過ぎには注意だぞ!」

「気を付けましょう。」


餅は正月以外もいただきます♪

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