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4月

【この作品はフィクションです。】


春と言えば…。…日本人はいつからこんなに花粉に弱くなったのだろう。

「ふ、ふぇ、ふぇっ、」

「……………。」

「ふぇぇぇぇーーーーーーーーーっっっくしょんっっっっ!!!!」

「風邪か?」

「おいおい。バカは風邪引かないって言葉を知らないのかい?」

「自分で言う奴を初めて見た。」

「風邪じゃないんだよ。この季節と言えば、………ふ、ふぇ、ふぇっ…、」

「………。」

「ふぇぇぇぇーーーーーーーーーっっっくしょんっっっっ!!!!」

「でかいくしゃみだな。」

「おいおい。カバの汗は赤いって言葉を知らないのかい?」

「突如豆知識。」

「そんなことも知らな、な、な、ふ、ふぇ、ふぇっ…、」

「またか。」

「ぇふえーーーーーーーーーっっっせんげんっ!!!」

「今の心境を一言。」

「新天地を目指してみようと思いました。」

「ファンな皆様に一言。」

「チームが変わっても変わらず応援してくれると嬉しいです。」

「FA先に望むことを一言。」

「年俸8億円。」

「ありがとうございました。」

「あざっした。」

「…なんの話だ?」

「さぁ?」

「なんでFA宣言した?」

「くしゃみの勢いで。」

「勢いで物事を決めると大抵ろくなことにならんぞ。」

「じゃあ七なことを目指してみるんだよ。」

「うん。それ系のボケは必ず入れてくると思った。」

「入れ系ラーメンだね。」

「へいらっしゃい!」

「全部入れでお願いします。」

「あいよっ!おまちどぉっ!」

「おー、凄い。全部入ってる。」

「そりゃあ全部入れだからねぇ!」

「しかし残念!肝心の麺とスープと具材が入っていないんだよ!」

「じゃあ何が入っているんだ!?」

「真心。」

「ほっこり。」

「なんの話なんだよ?」

「知らん。」

「全力で乗ってきてたくせに。」

「ボケには乗らなきゃだろ。」

「キミの特技はツッコミじゃなかったかい?」

「最近はツッコミもボケる時代。」

「混沌の時代。」

「そう、コントの時代。」

「いやいやいやいや。ちょっと待つんだよ。」

「なんだ?」

「これは文字媒体の読み物なんだよ。しかも会話だけで進行していてそれ以外の説明は一切無いんだよ。」

「無いな。」

「故にこそ、ボケとツッコミをくっきり役割分担することで、どっちがどっちだと読んでくれてる人に理解してもらうのが最良であるにも関わらず、ツッコミのキミがボケはじめてしまったら最早どっちがどっちやらなんだよ。」

「めっちゃ真面目に喋るじゃん。」

「喋らざるを得ない状態だからね。」

「じゃあ、こうすればいいよ。」

「どうするんだよ?」

同居「こうする。」

日比野「台本みたいに頭に名前がついた。」

同居「これなら、どっちが喋ってるのか一目瞭然だろ?」

日比野「うん、まぁ、それはいいんだけど…」

同居「なんだ?」

日比野「私たちの名前なんて、誰が覚えてるんだろ?前書き以外で名乗ったことないし。」

同居「……………。」





「花粉症か?」

「急に話を戻したんだよ」

「やっぱり役割分担って大切だよな。」

「わかってくれたのならそれで良き。」

「花粉症ってどうすれば治るんだ?」

「そもそも治るの?あれ。」

「さぁ?」

「あ、わかった。」

「何が。」

「治し方。」

「どうするんだよ。」

「呼吸を止める。」

「花粉症と同時に生命も止まりますが。」

「遺伝子操作。」

「すっごくいろんな問題が起こりそう。」

「我慢。」

「それが出来れば苦労はしない。」

「踊り明かす。」

「ノリで突破するのは無理です。」

「もぉっ!!さっきから文句ばっかりなんだよ!そんなに言うなら何か一つくらい解決に向けた提案をしてみたらどうなんだよ!」

「花粉症の治療薬を服用し、密閉型のマスクで口鼻を覆い、家に帰った際には小まめに服装についた花粉を落とし、手洗いうがいを徹底する。」

「普通か!!」

ボケとツッコミ。わかりやすいこと、大事。

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