第9章 9話
私は辺りを見渡すけど、どこにもいない。
一体何処へ?
「ヨーコ!早く」
きゃっ!
ウルちゃんが私を屋上へと引っ張る。
ん?
なんだろう・・・。
また言葉が頭の中に響く。
よーし・・・。
「『アーパ』!!」
すると・・・。
また指輪から光りが表れる。
そして・・・。
その先から・・・。
ユニコとロボが出てきた。
「!!ユニコ!!ロボ!」
私はユニコに抱きつく。
良かった・・・無事だった・・・。
「ねぇ・・・。ユニコ・・・大丈夫だった?」
「あっ・・・はい。何か・・・急に眠ってしまったような感覚で・・・。特に何にも感じて無かったんですが」
そうなんだ・・・。
でも・・・ユニコが無事で良かった。
しかし・・・ロボはまだ目覚めない・・・。
いったいどうしちゃったのかしら。
これほどの事がありながら起きないなんて。
それにしても・・・。
この指輪・・・凄い・・・。
これが無ければユニコ達と心中する所だったわよ。
「ヨーコ様!止まってる場合では無いですよ!!」
はっ!
そうだった。
下は今だにエルフ達に囲まれていたんだった。
しかも。
部屋の扉はすでに壊されていて、私の泊まっていた部屋にはすでにエルフ達がいる。
ここに来るのも時間の問題。
仕方ないわ。
「ユニコ、ロボ。悪いけど、もう一度入れるわよ」
「構いませんよ」
よーし・・・。
「『シール』!!」
再びユニコとロボを指輪の力で入れる。
よーし・・・。
「逃げるわよ」
私は建物の屋根を飛び回る。




