第8章 9話
湖から出てきたワニゲーター。
ロボのおかげで挟み撃ちにならずに済んだけど・・・。
「この俺を引きずり出した事を後悔させてやる!」
くっ・・・。
一体何を・・・。
「くらえ!!」
手を上げる。
え・・・?
何?
湖の水が・・・盛り上がってる!?
そして・・・。
まるでツタのように細く長い水がこっちに襲いかかって来る!!
そんな・・・。
「きゃ!!」
なんとか・・・避けた。
けど・・・。
凄い威力・・・。
地面がえぐられている。
もし直撃を受けた事を考えると、ぞっとするぐらい。
なんとか避けれたけど。
それはロボのおかげ。
つまり、私を狙っていないから。
ロボに感謝をしなきゃ・・・。
はっ・・・!!
そのロボは!?
「え・・・?」
なんと。
いくつものえぐられた後があるけど、動いた形跡が見えない。
ワニゲーターが出てきた時から、ほとんど動いて無いんじゃない!?
それか、動いてはいるんだけど見えていないだけ!?
「貴様・・・!!」
当然、ワニゲーターはロボをにらんでいる。
「こんな程度かいな?」
「おのれ・・・!!」
すると・・・。
無数の水が襲いかかってくる!!
あれは・・・避けきれないわよ?
どうするの・・・?
「無駄や!!」
手から何か電気がほとばしる!!
「てぇい!!」
そのまま地面にたたきつける!
すると!!
地面から土が吹き上がる!!
なっ・・・。
あんな方法で防御するなんて・・・。
正直、次元の違う戦いが行われている。
なるほど。
以前の妖魔キラーを持った人と戦った事があるというのも分かる。
これだけの力があったなんて。




