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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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8話

鞘ごとのせいか、やけに重たく感じる日本刀を、それでも片手で掬い上げるようにして振り上げた。刀身が出ていないせいか、何の効果もない。だが、それでも少しの距離を取る事は出来る。抜くべきとは分かっていても、抜けなかった時のショックは口で言えるほど軽い物ではない。


手汗をかいているせいか、女のバットを何度となく受け止めたせいで手が痺れていたせいか、するっと柄が手から抜けて女の頭上を越えて地面に落ちた。


最悪な事にここからは、素手で。それも至近距離でやりあうしか方法はない。


人とは思えないような力と体力を持ち合わせている女に、能力のない一般人のむつがどこまで対抗出来るのか。それも時間の問題だろう。


日本刀がぽーんっと飛んでいったのを見て、女は口の端を持ち上げ歯を見せるようにして、にちゃっと笑った。

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