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俺は男だ? ~三十路オトコ性自認を探し求める~  作者: モーニングあんこ


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7/36

7話 出会いは ☆☆☆☆

エロ度★★★★

  レン「ちょっとシャワー借りるね」


  宏一「どうぞ」



 レンがシャワーを浴びているうちに客用の布団を敷く。恵美の部屋でも良いが、部屋を別にするのは寂しい。自室のベッドの横に布団を敷く。滅多に使わない客用の布団。防虫剤のニオイがするかと嗅ぐが臭わない。きっと、恵美が時折干してくれていたんだろう。よく出来た妻だった。ただ、2年のレスが原因で別れることになるなんて。



 元妻の恵美とは、営業先で知り合った。入社5年目までは、開発営業1課で営業がメイン。今は、2課に異動し開発がメイン。毎日営業で外回りをしていたことで、月に何度か恵美のいる店に顔を出していた。俺より1つ年上で、話が合い、趣味の映画やドラマと共通点がいくつもあった。テレビを一緒に見ながら話すのは、楽しく心地よいものだった。同じ趣味が条件だった俺にはピッタリの人。笑うポイントも同じで、気兼ねなく笑い合える家庭になると思って結婚した。お互い、これまでに何人かとお付き合いをしている。処女でも無ければ童貞でもない。お付き合いをして半年で結婚。恵美が30歳になるまでに結婚したいと言っていた。32歳になる頃に子供が欲しいとも。最初の1年は子作りしないようにと気を付けていた。半年過ぎたころ恵美の友人らから「早めの方が良い」と言われ子作りしようと言い出す。仕事で疲れた日でも俺なりに懸命に励んだ。そうしていると徐々に恵美に変化が出来てくる。拒否される。拒否されて悲しくなるんじゃない。シなくてもいいのかと安心して眠れた。週3回から週1になり、3か月もすれば月1まで減っていた。2年目の結婚記念日を最後にシなくなった。


 別れる時に理由を聞いた時に合点がいった。自分がヘタだったということを。情けなくなった。それもそのはず、風俗に通うようになりソープに行ったときに全然気持ちよくなくてイケなかった。それは相手がプロだから?違う。単純に下手だったのだ。


 それからレンとセフレになり、毎週心待ちにする自分がいた。尻を出す側で満足。


 今まで自分は男だと思って生きてきたが、実は男じゃなくてゲイだったんだと。10年くらい前までは、オネエタレントを見ても可愛いとかキレイとか思うことも無かったしヤリたいと思うことも無かった。なぜなら自分は男だから。ただ、そういう人もいるよね。とは思っていて理解できる人だと思ってた。差別は元から無い。


 LGBTのGに俺は所属してたのかと思うとどこか心のよりどころがあったような気がして、こころが落ち着いた。ようやく、レンと同じなんだって。


 ガチャ


  レン「あれ?コウイチさん。コウイチさんどこ?」


 風呂から出てきたのか。


 部屋の扉を開けレンを招き入れる。


  レン「あっ、もうお布団敷いてくれてるんだ。ありがとう」


 湯上りで湿った髪。長髪ではないが改めてみると天然パーマなのがよくわかる。


  宏一「レン。おいで。そうベッドに座って。髪乾かしてあげる」


  レン「初めてだね。髪乾かすの。なんか慣れてるね」


 あえて誰とは言わず配慮している。


  宏一「ああ。昔はこうやって乾かしてやってたんだ。乾いたらそのままベッドに一緒に入って。そんなこともあったなってね」


  レン「じゃあ、ボクもこの後一緒にベッドに?いいの?」


 振り向くとアゴに手を添えキス。


  レン「ん。ん。んん」


  レン「いいの?無理してない?」


 レンの下着を脱がせる。首すじにキス。腕に、手の甲、指にキス。まるでマーキングするかのようにキスをしていく。

 鎖骨・胸・乳首とゆっくり下に向かってキスをする。

 ヘソ。そして。


  宏一「ごめん。ヘタかもしれないけれど」


  レン「大丈夫。好きにして」


 思いのままに口に含む。これまで何度か口に含もうかとしたが、断られ続けた。いつでもレンは、舐めさせようとしない。愛撫は、レンがするものだと。暗黙のルール。

 それなのに、受け入れてくれた。


  レン「一旦出して、先っぽから全体をペロペロして」


 思い出す。レンにされる時は、咥えるのではなくペロペロと舐めていたのを。頭の中では口に咥えて前後するものだと思い込んでいた。


  レン「んん。そう。いいよ。コウイチさん」


 レンは、行為中は常に名前で呼ぶ。俺はこれが好きだ。名前で呼び合うのは愛が深まるような気がして。


 もっとレンが気持ちよくなって欲しい。レンのために尽くしたい。


  レン「ダメ。だめぇ。出ちゃう。出ちゃうよコウイチさん」


 口に含みながら


  宏一「ひぃよ。ふぁして」


 そのまま喋るのがまた気持ち良い。


  レン「ごめん。コウイチさん。出すよ。もうだめぇ」

 あっ


 大きくなっていったのが宣言した途端さらに全体が膨張し先端部がプク〜っと膨らむと口内に、甘いような苦いような何とも言えないのが広がる。


 ごくっ


 思わず勢いで飲んでしまう。


  レン「だいじょうぶ?コウイチさん。飲んじゃったの?初めてでしょ?口にあるのは出しちゃっていいよ。気持ち悪いでしょ。ほら」


 AVのように手に出すのはさすがに恥ずかしい。かといって、口のをゴミ箱に吐くのも可哀想。洗面所に吐くなんてもったいない。もったいない?何考えてるんだ。


  レン「ほら。気持ち悪いでしょ。無理しないで」


 考えた結果、飲むことにした。それが一番レンにとって最善の策だと。


 ゴクッ


 ノドを鳴らして飲み干す。さらさらしてるからかノドに引っかからず飲めた。


  レン「もう!初心者のクセに!無理するんだから!」


 軽く握った手でポコポコと胸を叩く。嬉しいと思ってくれてるなら良いけど。


  宏一「ご飯のお詫びがこんなんで申し訳ないけど。美味しかったよ」


  レン「そんなこと言ったら毎日シてもらうことになるよっ。それに美味しかったのはご飯の方だよね?もう」


 顔を赤くしながらうつむく。


  宏一「どっちもという意味でね」


  レン「そういうこと言わないの!」


 抱き着きギュッと腕で締め付ける。


  宏一「じゃあ寝ようか」


  レン「コウイチさんは?いいの?」


  宏一「レンが来てくれたのが嬉しかったんだ。それだけで充分。レンが望むなら毎日でもするよ。嫌だったら嫌って言ってね。そういう時だってあるだろうからさ」


 大人の余裕というのだろうか。自分でもなにを言ってるんだと思うが、レンの反応がイチイチ可愛くて。つい言ってしまう。レンは癒しだな。俺の事をこんなにも愛してくれて。尽くしてくれて。なのに俺はレンにまで身勝手なのか。最低だな。今はまだ、レンの言う通り離婚届を提出するまでは、レンとのセックスは控えよう。


 後に知ることに。オーラルセックスをしたばかりだと言うことに。この時はまだ知る由も無かった。

8話は12月2日を予定してます

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