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小1の記憶2

「あーくん…」

「ひな君、ごめんな…」そう言ってあーくんは僕を抱きしめた。

「あーくん…お父さんたちは?」

「今外いるけど、すぐ帰ってくる…」

「うん…」

「大丈夫。お兄ちゃんが守ってあげるから」

「あーくんが痛そう…」

「ううん、お兄ちゃんは大丈夫だからな」

「ごめんなさい…」僕は泣き出していた。

「ほら泣かないで。少し遊ぼうか?」そう言ってあーくんは泣いてしまった僕の頬を拭いて、リビングに行った。

「あっ待ってあーくん」僕もあーくんについて行って、リビングに向かった。

「何しようか」

「うーん…えっと…」

そのとき、玄関のドアが開いた。

「おい、朝日!」お父さんたちが帰って来た。

「はい!ごめんな、ちょっと行って来る」

「いや…あーくん!」僕の目には、涙が溜まって、

すやすや眠っていたはずの弟まで泣き出した。

「朝日!!うるさいぞ、泣き止ませろ!」お父さんの怒鳴る声が聞こえて、ドスっと嫌な音がした。

「ゴホゴホ…ハァハァ」あーくんの咳き込む声も聞こえた。

「どうしたの?友ちゃん。お腹すいたの?それともオムツ?ごめんね、僕分かんない…」

「でもな、お願い。泣き止んで。泣き止んで…お願い…」


僕の目からは涙が溢れていた。



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