部活~新キャプテン&副キャプテン~
部活は2週間休みで、その間に僕は元気になった。
「ひーなと、今日から部活だぜ」
「ほーい、行ってきま~す」
僕は今日からちゃんと部活に参加出来ることになった。
前より強めの薬にして、そんな激しい運動じゃなかったら、してもいいらしい。
副作用はあるみたいだけど…そんなの関係ない。野球が出来るなら…
「じゃあ早速新キャプテンを発表する」そうか、今日から新しいチームなのか…
「キャプテンは…綾野圭。副キャプテンは中島紫苑。と神谷陽斗。いいか?」
『はい!』
僕は中島と一緒に副キャプテンになった。
僕はそれなりに気が引き締まった。
「神谷!今日からもよろしくな。あっずっと名字で呼ぶのもあれだろ?俺のこと紫苑って呼んでよ。陽斗」
「あぁそうだな…こっちこそよろしくな」
僕らの距離は少し縮まった。
しばらくすると、
「陽斗~俺がキャプテンなんか無理だよー」そう言って圭は僕に泣きついてきた。
僕は適任と思うけどな…
「圭なら大丈夫って。僕らしっかり圭に付いていくから!」
「うん。でもな…」
「圭頑張れ!キャプテンは圭にしか出来ないと思う。僕も圭にお願いしたい」
「陽斗、ありがとう」
そう言って圭は前を向いて歩きだした。




