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ゲーム
「ひな君、昼ご飯食べる?」
「うーん、少しなら…」僕は体を起こしてご飯を食べた。
「ごめん、もう要らない…」僕は半分くらいで手をとめた。
「よく食べたな」そう言ってあーくんはお皿を片づけた。
「ひ~な君、何する?」
「うーん…」
「ゲームでもする?」
「うん!」そう言って僕はテレビゲームの準備をした。
「久しぶりだね、あーくんとゲームなんて」
「何年ぶりか?」
「中学入ってからしてないよね?」
「そうだな…」
1時間くらいして、頭がふわっとしてきて、あーくんに寄りかかってしまった。
「ん?ひな君?少し休憩しよっか」そう言われて僕はあーくんに寄りかかったまま眠りについた。
「おかえり、友ちゃん」
「ただいま~って陽斗お兄ちゃん寝てるの?」
「あぁ夜起きたらいけないから起こしてくれない?」
「はーい」
「ふぁーおはよう」
「もー僕が起こそうと思ったのに…」そう言って友ちゃんが拗ねた。拗ねた顔もかなり可愛い。
「あれ?もう友ちゃん帰ってきたの?」
「うん!ただいま」
「おかえり~」
このあと体調も戻り、甲子園の前日になった。




