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甲子園~バス~
ピーンポーン
「はーい。じゃあ行ってきま~す」
「お兄ちゃんも…」
「付いて来なくていいの」
「はーい…」
僕ら野球部は、明日の甲子園に向けて、今日から大阪に向かう。
学校に集まって、バスで行くようだ。
「やっべぇードキドキする」
「初めての甲子園だもんな」
「あぁ」
僕らの高校は強豪校であるのに、去年は甲子園に出場出来なかった。
だからそのリベンジも兼ねて、先輩たちの気合いは半端ない。
「おーい、みんな揃ったか?」と先生が言うと、
「はい、揃いました。先生」とキャプテンが点呼をしながら言った。
「バスに乗れー置いていかれるなよ!」
「はーい」
僕には不安なことが1つ…
実は今日微熱があって、乗り物に酔いやすいのだ。
幸い、2時間もすれば着くみたいだ。
<1時間後>
あー気持ち悪くなってきた。それに気づいたのか、隣に座っている圭が僕に声をかけてきた。
「陽斗?よい止めのんだか?」
「あぁ、でもやばいかも…吐きそう」
「袋あるから大丈夫だぜ」そう言って圭は僕の背中をさすった。
「あぁ、でも…」やっぱりみんなの前で吐くのには、抵抗があった。
「すっきりしてから寝よう?辛いのは陽斗だぜ?」そう言われて僕は圭が用意してくれた袋に吐いた。
「だいぶいい。ありがとう」そう言って僕は圭に寄りかかりながら、眠りについた。




