表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/94

保健室2

やばい。もう限界…そう思っていると、

「陽斗!!」と言いながら、誰かが駆け寄ってきた。

「ハァハァ…ん?圭…」

「そう、圭。薬」そう言って圭は僕に薬を持たせた。

僕は薬を飲み込んで、息を整えた。

「ハァ…圭、ありがと」

「陽斗…良かった。本当に心配したんだぞ」そう言う圭の目からは、涙がこぼれ落ちていた。 

「ごめん。あーくんに心配かけたくなくて…」

「えっ朝日さんに連絡してないの?馬鹿…」そう言って僕を睨んだ。

「あの、先生。こいつのお兄さんに…いいよな、陽斗」恐い顔の圭に言われて、僕は首を縦に振った。

「お兄さん?」そう言いながら、先生は電話帳を広げながら、電話をかけた。


「ひな君!」そう言いながらあーくんは僕に駆け寄った。

「あの…ごめんなさい」

「ん?ひな君?熱上がっちゃった?すぐ家帰るから…」このまま発作がおきそうになったこと黙っとこうかな…

「あの、お兄さん…陽斗君結構苦しそうでしたけど、大丈夫ですか?」

「陽斗?何かあったのか?」

「いや、別に…」

「おい。陽斗!!ちゃんと言えって…」

「いや…ちょっと発作おこしかけて…」僕は(怒られる!!)って思いながらも正直に言うと、

「じゃあ家じゃなくて病院に直行な」それだけ言って、僕を持ち上げた。

「ごめんね、圭君。心配かけて…」ってあーくんが言うと、

「いえ、大丈夫そうで良かったです」と圭は言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ