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中2の夏~病気2~

じいちゃんの車に乗って家に帰っていると、じいちゃんが

「陽斗。本当にこのこと朝日に言わないつもりか?」と聞いてきた。

僕は「うん」と言いたかったけど、車酔いをしたのか吐き気が酷くて、返事が出来なかった。

僕の様子に気づいて、じいちゃんが路肩に車を留めてくれたけど、それじゃあ吐き気は解消されないから、

「じいちゃん…早く家に‥」そう言って目をつぶった。


「陽斗!家に着いたぞ」じいちゃんの声だ。

家はアパートの二階で、階段を上って行かなくてはいけない。

「陽斗大丈夫か?」と心配してくれたけど、僕をおんぶする事なんて出来ないから、

「うん。大丈夫…」そう言って手すりを使いながら一段ずつゆっくり登った。


(今まで普通に出来ていたことが、出来なくなる)


そんな不安がふと頭をよぎった。

家に入ると、今まで我慢していた吐き気が襲って来て、トイレの床に盛大に吐いてしまった。

「陽斗?大丈夫か?」そう言ってじいちゃんは僕の背中をさすってくれた。

「ごめん。じいちゃん」僕の目からは、涙が溢れていた。

「陽斗が謝ることないだろ?部屋まで行けるか?」じいちゃんはそう言って僕を立たせてくれた。

「あぁ。うん」僕は壁をつたって部屋まで行った。リビングを見ると、友ちゃんは居なかったから、友達と遊んでいるのだろう。

(居なくて良かったな)そう思うと同時にベッドに倒れ込む形で僕は意識を手放した。

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