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■闘技と強化魔法による身体強化の限界


闘技や強化魔法によって身体能力を引き上げることは可能だが、

その上昇量には個人ごとの限界が存在する。

これは肉体そのものの強度や魔力耐性、神経の反応速度など、

生まれ持った素質や長年の鍛錬によって決まる身体の許容量によるものである。

そのため、いくら高度な闘技や強化魔法を習得していたとしても、

対象者の肉体が耐えられる上限を超えて強化することはできない。

無理に上限を超えた強化を行った場合、次のような現象が起こる。


筋肉や腱の断裂

骨の損傷

神経の過負荷

魔力の暴走

特に多いのが、強化された部位が耐えきれず戦闘不能になるケースである。


例えば脚の強化が限界を超えた場合、

一歩踏み込んだ瞬間に筋断裂を起こす

着地の衝撃で膝が砕ける

といった事例が報告されている。

このため熟練の戦士ほど、

自身の身体の限界を正確に把握し、その範囲内で最大の力を引き出すことを重視する。

この様な理由から強化魔法での身体強化は熟練の魔法使いの経験からの加減やパーティー間でのお互いの上限の把握ができていないと扱うのは難しい能力だと言われている


強者とは単に強力な闘技や魔法を扱える者ではなく、

己の肉体と力の限界を理解している者なのである。


 著者

      千戦の魔戦士ハイエルド


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