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魔王と剣聖


『ザキントス島』


〖宿泊ホテル・モロン〗


「敵さんをいっぱい爆発させました~!素材もこんなにいっぱいです~」


「‥‥‥‥それは良かったですね。ソフィアさん、ですが貴女が見境なしに爆発させたせいで、観光エリアの建物まで爆破させたんですよっ!お陰で私のお財布は吹っ飛びましたっ!良いですか?これ以上の爆破ひ禁止です。それとお尻を出しなさいっ!ペンペンですっ!貴女を教育しますっ!」


ガシッ!バシバシバシバシ!!


「これで私もお金持ちです~!やりま‥‥ア、アレイ様~!痛いです~!や、止めて下しゃい~!」


「そう思うなら、少しは反省しなさいっ!この天然娘!!!」



「‥‥‥凄い光景ですね。まさか別大陸でもあの何時もの光景を見ることになるなんて、まぁ、ソフィアさんが暴走したせいですので仕方ありませんね」


「交ざってきてはどうですかな?神楽さん。お尻叩かれるの好きでよね。昔からお尻を叩かれると喜んでいましたし」


バチンッ!!!


「ぐべら?!」


「‥‥‥‥何を変な事を言ってるんてすか?ユグドラ君。張り倒しますよ」


「す、すでに張り倒されますよ。神楽さん‥‥‥」



「別大陸に来てもやってる事が何時もと変わらぬな。皆‥‥‥」


「他の生徒も倒した魔獣の素材を何とかギルとか言うこっちの大陸のお金に換金しに行ってるわよ。剣技大陸の子達って本当に逞しいわよね。色んな意味で‥‥‥‥」


「他大陸の奴等よりも魔力は無い分、身体能力が一番高いのが剣技大陸の奴等だからな。それに初めての海外でテンションが上がっているんだろう。海から上がってきた化物共も魔剣学園の生徒が殆んど倒したと聴いたぞ。たくっ!危険だというのに避難もせずに戦闘とはな、アルケミスの教育はどうなってんだか」


アマル君がそう言って周りを見渡した。


「でもそのお陰で被害はソフィアが爆発させたお店だけで済んで良かったじゃない。あれだけの怪物が暴れる前に倒せて、被害が出なかったのは運が良かったわ」


「運?‥‥‥‥俺は運とは思えないけどな。何かしらの神々が動いた様にか考えられんぞ。なんせ、『始祖・神集九煌しんしゅうきゅうこう』の眷属が五人もこの場に居合わせるなど普通は考えられる事じゃないからな」


「五人?‥‥‥私、エドワード君、ユナ‥‥‥の三人しか居ないわよね?何で五人?」


「俺は昔から〖双神クロウ・ニブル〗様の眷属だろう。忘れたのか?それに其処で魂が抜けている剣聖は―女神―フレイヤの眷属・グレイ・オルタナティブ。魔法大陸ではかなり有名な剣士だ」


あれ?アマル君って双神様の眷属だったけの?私、忘れてた?それに彼がこの大陸の〖剣聖〗?この大陸にも剣聖が居るなんて初めて知ったんだけどっ!


「‥‥‥‥時代は変わって行たんだよ。レイカ姫。姫が500年彷徨ってる間にな」


「そう‥‥‥時代なんだかそう言われると少し寂しくなるわ」


「‥‥‥旅行中の時は多少時間がある。所載な事を話すと時間が足りなくなるから、この500年で起こった大まかな出来事を少し教えてやろうか?レイカ姫‥‥‥」


アマル君はカバンから剣技大陸の歴史書と書かれた本を取り出して私達が向かい合っているテーブルの上に置いた。


「分厚い歴史書ね‥‥‥‥500年間の記録がこんなにあるのね‥‥‥じゃあ、是非、お願いします。アマル君」


「‥‥‥あぁ、了解された。姫様よ」



そんなやり取りをしている私達の隣では‥‥‥‥。


「何?此処はティアマト地方だと?ヘファイストス地方ではなく?‥‥‥‥では、アインズ殿は此処に居ないというのか?」


「だから、何度も同じ事を言っておろうが‥‥‥それで?話しは変わるがこの魔法新聞にお主の記事があるのう。〖救国の担い手〗の相棒は現〖剣聖グレイ・オルタナティブ〗と‥‥‥‥お主は神成とか言う者と数週間前まで一緒に旅をしておったのじゃろう?居場所などは知らないかのう?」


「居場所?‥‥‥‥神成様と最後に別れたのはヘファイストス地方とヘスティア地方の境目だからな。どちらかの地方には居るとは思われますな。だが、神成様には転移魔法がある故に」


「魔力濃度が高い地方なら転移魔法で一気に飛べて、行方など直ぐに分からなくなるか‥‥‥‥」


「ん?何故、お主は神成様が転移魔法を使えると知っている?まさか貴様、〖神々の黄昏〗の一味の一人か?」


「違うは馬鹿者。私は魔王で神成殿とは一緒に旅をした仲間で、旅の相棒じゃ」


「いやいや、拙者も神成様と共に苦楽を共にし、旅をした旅の相棒だぞ。本人がそう言っていたぞっ!ズッ友だぞ」


「‥‥‥‥あやつ、行く所、行く所の旅先で仲間や女を作り、どれだけこじらさせておるのだ?‥‥‥まさか男にまでそういう感情が?」


「いや、拙者はアインズ殿一筋っ!男はいらん」


「アインズ‥‥‥セシリアか」


「何故、お主がアインズ殿の下の名前を知っている?」


「あやつとも一時期、一緒に旅をしたのだ。親友だぞ。羨ましいか?」


「何?‥‥‥アインズ殿と親友だと?‥‥‥ならば、拙者をアインズ殿に紹介してくれ。拙者ができる範囲で何でものでな」


「紹介?‥‥‥‥フム、何でもするか?‥‥‥‥では、私‥‥‥いや、魔剣学園の生徒がこの魔法大陸に滞在中の護衛を頼みたい。勿論、報酬はセシリアの件とは別途で高額に用意しよう。引き受けてくれないだろうか?〖剣聖グレイ・オルタナティブ〗殿」


「ハハハッ!!!ヨイヨイ!!任せて下され。魔王殿!!アインズ殿の親友ならば尚更、雇われましょうぞっ!ハハハ!!!」


「‥‥‥‥まさか二つ返事で承諾してくれるとはな。驚いた‥‥だが、これでこの地方で安全に過ごせる確率はグンっと上がったな‥‥‥‥国狩りのグレイの力。頼らせてもらうか。学園の次の目的地は‥‥‥ティアマト地方〖海上〗の中心部〖造船都市・エヌマ〗か‥‥‥‥」



私がアマル君と話している間にグレイとか言う人が魔剣学園の警護をしてくれる事が決まったらしい。


「うーん、一時期に〖メフィスト〗が西側を支配しようと企んだね。私が彷徨ってるいる間にそんな事があったのね」


「あぁ‥‥‥‥〖代理人〗とか名乗る者が解決したらしい、詳細は分かっていないがな。俺もこの時期は此方の大陸にいたので詳しい事は知らんな」


「へー、アマル君。エウロペにもいたのね。ビックリーッ!」


そんな会話をしながら、私達はホテルでの時間を過ごした。


そういえばザキントスで倒した怪物が倒れてた近くに綺麗な水晶が落ちてたから拾っちゃったけど‥‥‥これはいったい何なのかしら?

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