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〖海上〗の巨大港街〖ザキントス〗


そこは魔法大陸であって魔法大陸とは異なる文化と歴史が培われた場所。


〖深海〗〖海底〗よりも、あの忌々しき〖神〗を自称する者の力が最も効かず。大いなる大海の母〖―女神―ティアマト〗神の〖庇護〗が最も効く場所。


蒼く清んだ海洋と各地の海族が楽しく暮らし、自然と温暖な魔法気候が島々を豊かにしてくれる場所。


そんな〖海上〗を魔法世界の人々はこう総称する‥‥‥‥‥〖楽園エリュシオン〗と。



〖魔法大陸〗観光書より‥‥‥‥著『冒険家・ラインバッハ・エゴル』


ブオオォォオオ!!!!


大魔道船の音が響き渡っている。地平線の彼方まで見える青い海、そして目の前には美しい砂浜が見えるわ。


魔法大陸有数の観光地


〖ザキントス島〗


「ワァァ!!!綺麗な島ねぇ!何か剣技大陸(アルトネ)よりも魔力が濃そうだし。あの島、何か特別な結界でも張ってある感じよね?ユナ」


「この〖海上〗は他の七聖―女神―の方々が特別に加護を施しておるのじゃ。とある〖神〗を〖海底〗以上から来られないようする為にな‥‥‥‥やっと戻って来れたのう。魔法大陸に‥‥‥これでやっとアヤツに会える」


ユナはそう言うと西の方をじっと見つめて、目を潤ませていた。


ズキュンンン!!!


な、何?そのお可愛い1シーンは何カラット?何カラットの魔法石の輝きなの?ユナさん。


ていうか、ユナが最後に言った〖アヤツ〗って人が凄く気になるんだけど‥‥‥‥聞いてみようかしら。


「ねぇ、ねぇ、ユナ。前から気にってたんだけど。ユナが会いたいその人って、もしかして、ユナの恋人かフィアンセなの?‥‥‥‥この親友のレイカちゃんにちゃんと説明しなさい」


「な、なんじゃ、いきなり。お主、さっきからテンションが可笑しいぞ。さっきも私とカグラの身体をまさぐりおって、お陰で水着が取れそうになったではないかっ!」


「私は遥か500年前から美少女と(たわむ)れたり、悪戯するのが大好物なのよ。さっきもカグラの水着に細工したからそろそろ、ソフィアの爆発で水着が飛ばされる予定よ。勿論、船内は爆発で大混乱になってカグラの素敵過ぎる身体を拝めるのは私とユナだけだけどね」


「お主‥‥‥アヤツよりも変態ではないか?‥‥‥それに爆発って、まだこの船は海の上だ‥‥‥‥」


ドガアアアアンンン!!!!!


「てっ!何してるんですか?ソフィアさんっ!つっ!私の水着が燃えてっ!」


「ハワワワワ!!すみませんです~!カグラ様~!でも、私の方は無事です~!」


「私の方は無事じゃありません。あぁ、もうっ!こ、これではこの大衆の場で丸裸に‥‥‥‥」


そんな会話が私達のすぐ近くで聴こえてきた。


「せ、船内よりご報告します。な、謎の爆発が発生した為、この大魔道船〖アルケミスト〗船は当初の予定よりも早く、ザキントス島の港へと直航致します」


「グフッ!始まったわね‥‥‥あの爆発は単なる。騒音魔法だがら何の被害も出ないようにしたけど、カグラの水着には魔糸で切れる様に仕込んでおいたのよ」


「お主、それでも〖剣神〗の眷属なのか?」


「えぇ、もう500年以上の付き合いよ。そんな事よりカグラの豊満ボディーを二人で楽しみましょう。多分、そろそろ怒ったカグラが私の方にやって来る予定‥‥‥‥」


プルプルンプルプルン!


カグラは赤面しながら、両手で上下を隠して私達の方へとやって来る。形の良い二つのあれを激しく揺らしながら、ていうか、カグラも結構なモノをお持ちなのね。最高だわっ!


「レイカさーん!やっぱり貴女の仕業ですねっ!何ですか?この水の糸はっ!あなたは毎回毎回、私に悪戯してぇ!今日という今日は絶対許しませんよっ!」


「オォォォ!!絶景よっ!絶景っ!」


私はテンションがうなぎ登りし。


「‥‥‥‥和国の民は薄いんじゃな」


ユナはカグラの身体をまじまじと見た。


因みに周りはソフィアが起こした爆発の煙で皆、目をつぶっているわ。私達はゴーグルとマスクを着用していたから、カグラをまじまじと見られるけどね。


「ツゥッ!レイカさんっ!ユナさんっ!覚悟しなさいっ!〖輪‥‥‥‥」


「おっとっ!そんなプルンプルンの状態で技を出そうとしたら全部。私達に見られるわよっ!カグラ」


「あっ!ツゥッ!こ、この変態っ!」


「鬼じゃな‥‥‥」


「大人しくなったわね。それじゃあ、私達が泊まってる部屋に戻って楽しみましょうか。二人共」スチャッ!


私はそう言うと胸元からとあるマジックアイテムを取り出した。


「?それはなんじゃ?」


「簡易的、移動魔道具とか言う試作品なんだって、この船内なら好きな場所に移動できるの」


「ほーう!転移魔法の超絶劣化番の様なものか」


「そうっ!そんな感じっ!それを起動させると」シュンッ!


「な、何をしたんですか?レイカさんっ!」シュンッ!


「おぉ、懐かしい感覚じゃのう」シュンッ!


〖姫君達が泊まる部屋〗


シュンッ!「一瞬で付くわけよっ!そしてっ!」


シュンッ!「おぉ、やはり便利じゃ、転移魔法」


シュンッ!「こ、此処は私達が泊まっている部屋‥‥‥‥てっ!レイカさんっ!なんで私の身体の下に‥‥‥‥てっ!止めて下さいっ!な、何をやる気ですか?」


「ザキントス島に着く前の最後の思い出作りよ‥‥‥‥此処までの旅でユナとソフィアとは楽しんだけど。カグラはなかなか最後まで隙を見せてくれなかったんだもの。強行手段に出るしか手はなかったのよ。だから‥‥‥‥船での最後の思い出を作りましょう。三人でね」


「な、何ですか、その変な形の物は?や、止めなさいッ!や、止めぇぇ♡♡♡♡♡」


「‥‥‥‥何と酷い‥‥‥ん?三人?‥‥‥じゃと」


「はーい!これはユナの分」


「は?や、止めろ!レイカっ!貴様!!アァ♡♡♡♡」


こうして私達は大魔道船〖アルケミスト〗での最後の思い出作りを楽しみ。

海外の大陸〖ティアマト地方〗の観光地〖ザキントス〗に下り立った。

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