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ギルマス VS 氷の軍人

『試合会場』


「場内が修復できましたので、これより!第二回戦を始めたいと思います!」


「な、何故、勝った筈の僕が試合場の修復の手伝いをしないといけないのですか?」


「えー!黙って働いて下さい。全ての元凶‥‥‥‥いえ、失礼、エドワード・ユグドラ選手。黙って働け」


「己!審判!!」



『選手控え室』


「‥‥‥‥‥何、やってんのよ?エドワード君は」


「魔王様。茶菓子でございます」


「うむ。頂くのじゃ」


そして、イリス姫とユナは呑気に何かやってるし!


「‥‥‥‥‥そんでもって、何であんたらは仲良く御茶会してるのよ」


「暇なので」「うむ!」


「あのね。もうちょっと緊張とか‥‥‥‥ねぇ?アレイちゃん」


「いえいえ、この位の緩さの方がリラックスしてて良いと思いますよ。次は私の番ですので行ってきますね。では、後程」


「あっ、うん!頑張ってね!アレイちゃん」


「のじゃ~」「です~」


「応援軽!」


「フフフ、はい、頑張って来ます」



再び試合会場


「第二回戦。王都『アルベルト』ギルド本部マスター、アレイー・ビクトリア選手!!」


「うおぉぉ!ロリババ!!行け!!」


「アレイ様~!!」


「頑張れ、年増ロリ!!他大陸のヤツなんざ!ぶっ殺せ!」


「‥‥‥‥‥まず先に貴殿方をぶっ殺したいですよ」


「つ、続いて氷の大陸からの挑戦者。ウルフ・シベリ選手」


「隊長に敬礼!!」


ダダダダ!!


観客席に居る軍服?見たいな服を着ている人達が一斉にウルフ何とかって人に敬礼を始めたわ。何?何なの?また、変な人が登場しちゃうの?

もう、ツッコミが追いつかないのよ!全く!


「逃げずに良く出場したな!アレイ・ビクトリア」


「えぇ、躾がなっていない子犬を調教しようと思いまして」


「試合開始!」


「ぬかせ!!古の残骸が!!氷雪技巧・『ウルバリン』!!!」


狼の形をした氷の塊がアレイちゃんへと向かって行く。何あれ?氷の魔法?


「‥‥‥‥‥様子見も無しの力業からですか‥‥‥『シャナ』・リフレイン」


シュン!バリバリバリバリ!!!


何あれ?閃光の火花?


アレイちゃんが何かの呪文を唱えると試合場の中央から凄い火花が上がる。


「〖氷帝〗様が言っていた。『爆炎の聖霊』か‥‥‥‥何と弱気火花なり。脆弱、惰弱、虚弱なり!!!氷雪技巧・『ウル・シューラル』」


「貴方の勝手な価値観をこの平和なアルトネ大陸に持ち込まないでもらいたいですね!『シャナ』・ヘルス・フレイル」


パリンッ!バリバリ!パリンッ!

バリバリ!パリンッ!バリバリ!


氷雪の粉雪と


火花の閃光が


相対し、ぶつかり合う。


その光景はとても美しくて、会場に入る全て人達の眼をくぎ付けにする。それは私も例外じゃなくて。


「綺麗‥‥‥‥‥幻想的だわ」


「‥‥‥‥そうじょのう~、アレイ殿の魔法はとても美しいが‥‥‥‥もう片方のウル何とかは駄目じゃな」


「駄目?何でよ。あんなに綺麗な魔力の流れを使う人なのよ?」


「表面では何度でも魅せられる‥‥‥‥‥中身がスカスカじゃ。あんなの魔法理論の基本もなっておらん力業じゃぞ」


「力業ですか?魔王様。それはいったい?」


「イリス姫様!他国の王族の方に気安くするものではありません!」


筆頭騎士レイナ・ヨルさん。イリス姫様の第一騎士で何かの筆頭とか言う人。カグラの妹さん?お姉さん?どっちだったけ?顔が童顔でロリボインだから本当の年齢が分かんないのよね。この属性ドスケベ和風剣士


「ちょっと!そこの貴女、今、私の事を凄く馬鹿にしませんでしたか?」


「‥‥‥‥‥ううん。何も」


「‥‥‥‥‥ウソくさいですね」


「それで、あの、魔王様。力業とは?」


「む?あぁ、ウルフ何とかの使っている魔法は魔法とは言えぬのじゃ」


「言えぬですか?」


「あれは無理やり外の空気にちぐはぐな魔力を放出して、無理やり〖凝固〗から〖個体〗に変えて敵相手にぶつけている力業をしているだけの脳筋プレイをしているだけじゃぞ」


「脳筋?」


「プレイ?」


「む?此方の世界では使わん単語だったか?まぁ、簡単に説明すれば、あのウルフ何とかの魔法は、魔法であって魔法では無いのじゃ、エウロペ大陸の様な多種多様な魔法構築もない、アルトネ大陸の様な武器に魔力を纏わせ、現代の魔法体系を使うわけでもなく、列島大陸の様な神獣や幻獣達と手を取り合って闘うような協調性も無い、孤高で一人よがりな欠陥だらけな魔法なのじゃよ」



再び試合会場


「ハハハ!!攻撃魔法は互角。いや、俺の方が数段上のようだな!〖聖霊使い〗のアレイ」


「上?何処がそう見えるのですか?」


「この数分間の緻密な魔法の打ち合いでそう見えた。何が『世界の理』だ。初戦は氷帝様も貴様も偽りばかりの古き者なのだ」


「‥‥‥‥‥‥あまり、親しくも無いなら、『神』を侮辱しないことですよ。ウルフ・シベリさん」


「侮辱?侮辱だと?いつ俺が神を侮辱した?ん?」


「『氷帝』◯◯◯◯◯◯様は良くやっておられますよ。貴殿方の為にね。他六名の〖氷神〗を纏め。他大陸との交流も」


「ふん!他大陸の者が何を分かった口を!あの方は老いたのだ!次期の代わりはいつか、俺になる‥‥‥‥‥氷雪技巧『ウルバリル・シベリアル』!!!!消してやるぞ!!!アレイ・ビクトリア!!!」


「‥‥‥‥‥私の前でカノ神を侮辱するか。『シャナ』・ステラ・シャナ・イルネル‥‥‥‥‥潰すします」


「ハハハ!!!あれを老いたと言ったがそれ程、気になったか?ならば、先ずはお前から先に!!老いから解放を!!!」


ピキンッ!一瞬。時が止また。


(もう、見てられん‥‥‥‥‥やはり、私を含んだ七氷帝の誰かを向かわせるべきだった。‥‥‥‥‥〖氷雪妃〗辺りがベストだったな‥‥‥‥凍れ、ウルフよ)


「カァ?‥‥‥‥‥‥な、に?」


ドサッ!


「おーっと!ウルフ選手。いきなり倒れてしまいました、これはいったい?」


「‥‥‥‥‥これ?」


(今回は迷惑をかけた‥‥‥‥‥この償いはいづれな。アレイ)シュン!


「フロース?‥‥‥‥‥あぁ、成る程。そうですか‥‥‥‥‥こうなる事が分かっていたなら、貴方自ら来てくださいよ‥‥‥‥‥元夫様」


「ウルフ選手。ピクリとも動きません!‥‥‥‥よって勝者!ロリバ‥‥‥‥‥ではなくアレイ選手!!!」


「「「「「オオオオ!!!ロリババ!!ロリババ!!ロリババ!!ロリババ!!!!」」」」」


ブチッ!


何がキレる音がした。


「あぁ、そういえば技の発動中でしたね‥‥‥‥‥‥死になさい!!荒くれ者の冒険者方!!『スティール』」


ドガアアンン!!!


「「「「ギャアアアア!!!!」」」」


第二回戦終了間際、その日一番の綺麗な花火が会場を沸かせたと後の魔法記者は語った。

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