迷宮決戦 No.5 零
「‥‥‥‥だから、なんじゃ?奴を倒す。やることは変わらぬぞ。姫君とやら、緑魔法‥‥‥‥では倒せそうにないか」
「つっ!貴女、なんでそんなに冷静なのよ?私より若いくせに(確実に)なんでそんなに冷静なわけ?」
「それは‥‥‥‥ふむ。私はあの『審判』とやらの組織。『ラグナログ(神々の黄昏)』の1人と仲間達と共に相対したからかのう」
「ラグナログと相対?何よそれ?」
「その話しはこの闘いを終わらせてからしてやろう。姫君とやら」
「何よ?その自信満々な物言いわ」
「まぁ、見ておれ‥‥‥‥‥闇魔法‥‥‥神代・回帰」
「神代・回帰?何それ?」
「キシャアアアア!!!!殺す!貴様達を殺して、あの本をあの方の元に!!!」
「『深夜輪廻』」
漆黒の闇が『審判』に降り注ぐ‥‥‥‥
その闇は白き蛇を取り囲むように沼を形成していく。
「グオオオ!!!身動きがとれ‥‥‥‥」
「私も彼方の世界でただの学生をした訳ではない、貴様らに備えて幾重にも準備はしておったつもりじゃ‥‥‥‥『審判』よ」
「何?こんな、魔法見たことないわよ」
「何をしておる!姫君とやら!私が奴の身動きを止めておく。お主は奴を吹き飛ばす大技の準備をいたせ」
自称、魔王さんは私に指示を出す。
大技?‥‥‥‥大技よね?‥‥‥‥大技?
私は数秒考えた後。
「我の愛剣‥‥‥‥『アルビオン』よ!解放を許す。第一制御『解』」
私は『アルビオン』に向かって話しかける。
「グルルロオオオ!!!」
高ぶる『アルビオン』。
「いくわよ!!『アルビオン』!!無刀の太刀『ゼロセン』」
私は『アルビオン』をあえて、ゆっくりと『審判』の白き蛇の身体に切りつけた。
「キシャア!!ふん!何だ?その避けろと言ったも同然の馬鹿な剣技‥‥‥‥‥は?」
‥‥‥‥今頃、気づいてももう遅いわよ。
「何?‥‥‥‥身体の内側から‥‥‥‥‥壊されて‥‥いく?」‥‥‥身体が無い?喰われる?塵にされる?止めろ!俺様の身体があああ!!!崩壊する!」
『審判』はそう言ってバタバタと身体を這いずるが、自称、魔王さんの不思議な魔法により身動きが一切取れないでいた。
「姫君とやら‥‥‥‥お主。あの『審判』にいったい何をしたのだ?」
「カンナギ剣術・裏『ゼロセン』よ」
「ゼロセン?」
「えぇ、あれを喰らったら。相手は内側から魔力を喰われて絶命する技ね。502年振り位に使ったわよ」
「500‥‥‥‥なんじゃと?よく分からぬが、まぁ、良いか。これで『審判』も‥‥‥‥」
「グオオオ!!全てを捨てて異形の形になったというのに‥‥‥何足る仕打ち‥‥‥これがNo.7を倒したという『カンナギの姫君』の力だと言うのですか?『○○』様?!‥‥‥‥俺様はまだやるべき事が!!!妹を残しては!!あぁ‥‥‥崩壊する!!意識が‥‥‥あぁぁぁ、妹、ニアよ‥‥‥『教皇』様!!!!!!!!」
『審判』は最後の力を振り絞り、誰かの名前を叫んだ後、塵に変わり果てたのだった。
迷宮決戦 『審判』
終。




