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巫の劔・終剣の太刀

『レイカの大迷宮』第一階層


「『七剣神』の剣柱・巫ノ神子(かんなぎのみこ)よ!カンナギの剣士が申し奉る。我が研鑽により編み出したる一閃の許可を是非に願う」


私は『天界』に住まう『七剣神』が一剣(いっけん)である。巫ノ神子に技の使用の願いを問う。その待っている間にアマル君が話を始めた。


「‥‥‥‥ふん!迷宮に入って直ぐ場所に『点穴』があるとはな!不自然き極まりないな。まるで入口の大扉を開く者がこの『点穴』を確実に破壊し、迷宮の最新部まで一気に向かえるようにしているみたいだな」


「その憶測は正しいかと。アマルダ氏、この迷宮を造り上げたのは亡きアルベルト王ですので」


「アルベルト様が『レイカの大迷宮』を?馬鹿言え。アルベルト様とはあのお方がお亡くなりになるまで側にお仕えしたんだぞ!迷宮を造るような様子は最後まで無かった」


「‥‥‥‥ではアルベルト王の死後ならどうでしょうか?例えば死んだ後、直ぐに死霊となって王都地下をさ迷いこの場所にたどり着いたとか」


カグヤが二人の会話に割って入り。そんな憶測を語った。


「死後だと?そんなアホな話‥‥‥‥いや、アルベルト様は生前。交霊(こんれい)魔法の使い手。ならば、亡くなる前に自身に霊体化の魔法をかけ心霊(しれい)として生き残ったということか?」


「お見事!正解です。アマルダ氏、カグヤさん、パチパチ!!」


「ふざけるのは止めろ!ユグドラ!俺はアルベルト様の事でふざける奴は叩きのめすと決めているんだ」

ドドドド


アマル君が腰の短剣に手を当て。エドワードを睨みつけている。


「パチ‥‥おっと失礼しました。アマルダ氏‥‥‥確かに貴方は文献通り。アルベルト王を敬愛しているようですな。これは失礼しました」


「ふん!‥‥‥さっさとその正解とやらを皆に伝えろ。そして、時間をかけるなよ。俺は長い話は好かんからな」


「了解です。アマルダ氏‥‥‥‥コホンッ!アルベルト王は死後に王都地下に潜り。最新部である現、『レイカの大迷宮』を発見し。長い年月の末、この大迷宮を造り上げたのです」


「‥‥‥‥アルベルト様は大迷宮を造る為の莫大な魔力は何処から手に入れていた?」


「魔力ですか?何やら生前に『西の賢者』という方に無尽蔵の魔力わ生み出す『魔高炉』を譲り受けたと申しておりましたね。」


「何?『魔高炉』だと?!それは今、何処にある?それさえあればアルトネ大陸は飛躍的に躍進できる」


「残念ながら数年前にアルベルト王が『西の賢者』本人に帰してしまった様なので。現在の所在は分かっておりません。」


「そうか、それは残念だな。本当に惜しい。だか、事情は分かった。成る程、『心霊』に『魔高炉』か良く教えてくれた」


「いえいえ‥‥‥‥まぁ、それからのアルベルト王は『魔高炉』を使い。『レイカの大迷宮』を造り上げ、完成後は地縛霊となり。王都地下内をさ迷っておられました」


「あの、アルベルト様が地縛霊だと?‥‥‥何故そんなことに?」


「‥‥‥‥全ては姫君に一目だけでも会いたからだと申しておりました」


「レイカ姫に?それでこの場所に止まり続けたのか」


「はい、そして、ユグドラ家の命で『レイカの大迷宮』に調査に来た僕が地縛霊になったアルベルト王と出会い。姫君の元まで御案内したのです‥‥‥‥以上がアルベルト王死後のお話です」


「そうか、話してくれて感謝する。ユグドラ殿よ!それと最後に答えてくれ。ユグドラ、王は、王は最後、どの様にして天に召された?知っていたら教えてくれ!」


「はい、勿論です。アルベルト王。第一の側近アマルダ氏‥‥‥‥アルベルト王は最後、無事にレイカ姫と再開する事が叶い。無事に天に召されたました。それもレイカ姫の目の前でです」


「‥‥そうか、王は最後、レイカ姫と再開できたのか!良かった!それは本当に良かった!そうか‥‥‥」


アマル君は腰にかけていた短剣を両手で握りながら迷宮の天井を見上げて泣いていた。

恐らくだけど、あの短剣は私の父、アルベルトから(たまわ)った大切な形見(かたみ)に違いない。


皆が父についての話をアマル君から聴いている一方。私の方はというと。全ての問いと祝詞(のりと)を捧げ終え。巫ノ神子(かんなぎのみこ)天啓(てんけい)を降るのを待つのみとなった。


「問います。巫様。私に『終剣』の許可を下さい。我が父、アルベルト王の願いを叶えるためにも」


(‥‥‥‥終剣の許可を下ろそう。我が剣属・カンナギ・レイカよ!使用せよ!)


「はっ!最上の感謝を!そして、我が愛剣『アルビオン』よ!この神座(かむくら)に反応せよ!」


私が『アルビオン』に話しかける。そうする事によって『彼』が私と共鳴する。


「グギャアアアアアア!!!!!」


「よし!久しぶりデカイの行くわよ!相棒!!!カンナギ剣技・終剣‥‥‥‥」


『『(巫ノ劔かんなぎのつるぎ)・終剣の太刀』』


『『水星剣』』


私は静かに最上の一振を『レイカの大迷宮』の点穴へと振り下ろす。


「こ、これが姫君の本当の力?‥‥あまりにも壮大な‥‥‥」


「あぁ、凄まじいだろう?昔からこうなんだよ!レイカ姫はな!落ちるぞ!!3人共俺のバックにしがみついてろ!手を離したら(ちり)と化すぞ!!最新部に乗り込む!」


ザシュン!

私の放った一振が点穴に触れる、その瞬間!


ピシッ!‥‥‥‥‥ガコン‥‥‥ドガーン


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!


下へ下へと崩壊を始める。『レイカの大迷宮』


そして、私達は迷宮の最新部へと落ちていった。


ドドドドドドドドドドドド!!!

ドゴーン!!!


『レイカの大迷宮・最新部』・『生命の魔道書』保管部


この最新部には1人の神父の服を着ていた。


「はぁ?何の騒ぎた!これは?何の騒ぎだ?」

 

「キャアーー!落ちてます~!」「よもや、これ程とは!」「ハハハ、本当に全てが塵と化してますな」「喋るな!した噛むぞ!お前ら」


「‥‥‥‥‥?あれは誰?」


ズドーン!!!

「「「「ウワアアア!!!!」」」」


スタンッ!

「‥‥‥‥‥‥ここが最新部?」


「何者だ!貴様らは?!!!何しに来た!!さっさと消えろ!!」


「‥‥‥‥貴方こそ何者よ?神父さん!」


「あ?俺か?‥‥‥‥俺はな!‥‥‥‥ラグナログ(神々の黄昏)だ!‥‥‥小娘!!」


『ラグナログ(神々の黄昏)・大アルカナNo.20『審判』顕現。


『剣属』と『審判』が邂逅する‥‥‥‥‥

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