パチーン!パチーン!
『アレイ邸』夜
パチーン!パチーン!パチーン!パチーン!
アレイ邸の夜のリビングでは何かを叩いている音が家中に響き渡っていた。
「全く!ソフィアさん!貴女という娘は!!」
パチーン!パチーン!
「うえーん~!ごめんなさい~!アレイ様~」
「ごめんなさいじゃあ!ありません!『アルティア』の教室を爆発させるとは何事ですか?このおバカ弟子は!!」
パチーン!パチーン!
「ひぅ!ごめんなさいです~!アレイ様!!」
涙目になって大泣きする。ソフィア。
「ア、アレイちゃん!そんなにソフィアのお尻を強くたたかなくても」
「貴女も貴女ですよ!レイカさん!嫌がるカグラさんのお尻を触り続けて。終いにはカグラさんのスパッツとパンツを魔法で切り裂いて。カグラさんの彼処を覗き込むなんて」
パチーン!パチーン!
「ア、アレイ様!し、静かにしてください!!」
羞恥心で赤面するノーパンの九聖光・カグラが目の前にいる。可愛い。
「ご、ごめんなさい!アレイちゃーん」
パチーン!パチーン!
そう!私とソフィアは例の教室爆発事件とカグラノーパン事件の首謀者として。このアレイ邸で現在、お尻ペンペンの刑に処されている所なのよ。
パチーン!パチーン!
「痛いです~!うえーん!」
泣き叫ぶソフィア!
パチーン!パチーン!
「痛い!痛い?!何でお尻を叩かれているだけでこんなに痛いの?」
余りの痛さに叫びまくる、私。
「愛です。全ては貴女達に対する愛がお尻叩きの威力に成っているのです」
アレイちゃんが頭のおかしい事を言い始めた。
「アレイちゃんが頭のおかしい事を言い始めた。」
「‥‥‥‥フンッ!」
パチーン!パチーン!パチーン!
「い、痛い!!はっ?!しまった。心の声が駄々漏れに‥‥‥」
「流石、500年前の救世主。カンナギの姫君。耐久力が軟弱なソフィアさんとは比べ物に成りませんね」
「ひ、酷いです~!私、軟弱じゃあ、ありません~」
「いつも、夜になると私の部屋に来て。一緒に寝てくれとせがむ人がよく言いますよ!ソフィアさん!オマケにたまにオネショまでしてーー!」
パチーン!
今、さらっと。ソフィアの恥ずかしいお話が私とカグラに知られてしまった気がしたけど大丈夫なのだろうか?
「そ、それは誰にも言わない約束だったのに酷いです~!アレイ様~!」
パチーン!
プンスカ怒りだす。ソフィア。お胸もブルブル揺らして。エロ可愛い。
「そんなことを言うのなら今日の夜から自分の部屋でひとり寝てくださいね。ソフィアさん!」
「そ、それは絶対嫌です~!私、一人だと寂しくて眠れません~!」
「だったら寝ている間に私に抱き付くのをやめなさい!貴女のその大きなお乳が私の顔を覆って呼吸ができなくなるんですよ!」
「大きなお乳?‥‥‥‥ふえぇぇん!アレイ様のおバカーーー!!私、家出しますーー!!」
ソフィアはそう言うと。四つん這いの状態を時、リビングから出ていこうとした。
「あっ!こら!待ちなさい!ソフィアさん!貴女がそんなに慌てて走り出したら‥‥‥‥」
ビダーン!!!
「へぶぅ?!」
ソフィアが盛大に転けた。その瞬間。ソフィアのスカートぎ盛大に捲れる。‥‥‥‥白の純白の下着に‥‥‥‥‥ガーターベルトを履いていた。うーん。大人しそうに見えて着ているものはだいぶ積極的だった。
「‥‥‥‥スッ転んでしまうでしょう」
アレイちゃんが顔を手で覆いながら言った。
「‥‥‥‥い!」
「い?」
「痛いですーーー!エエーン!アレイ様ーー!」
ソフィアは大泣きしながらアレイちゃんの無い胸に飛び込んで行った。
「はぁ~!はい!はい!よしよし。全くこの子は‥‥‥‥本当に甘えん坊で手が借りますね。よしよし!」
「うえぇん!アレイ様~!」
アレイちゃんは口ではそう言いつつもソフィアの頭を優しく撫でていた。
『レイカの部屋』夜
あの後もアレイちゃんにこっぴどく叱られたけど。その夜食の後はいつも通りの状態に戻った。
ソフィアはアレイちゃんに抱き付いて離れなかったけど。
カグラはカグラで。ずっとスカートを手で押さえてモジモジしていた。
この状態で家に帰りたくないとの事で。(全ては私のせい) 今日はアレイ邸に泊まっていく事になったのだった。




