表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
868回敬遠された月出里逢  作者: 夜半野椿
第六章 可能性の代行者
1327/1342

第二百四話 影響(5/?)

「1回の裏、日本代表の攻撃。1番サード、月出里(すだち)。背番号25」

「2連勝に向け、好調の滑り出しとなりました帝国代表(チームエンパイア)。この流れを攻めにも生かせるか?今日も先頭打者は月出里(すだち)。昨日の1戦目では4打数2安打2四球、昨年の功績に偽りなしを証明しました」


「「「「「ちょうちょ!ちょうちょ!ちょうちょ!ちょうちょ!」」」」」


 確か月出里さんは前のオリンピックの時、韓国戦ですごい活躍してたはず。けど……


「ボール!」

「ストライーク!」

「これもスライダー!今度は外入ってワンボールワンストライク!」


 韓国のピッチャーは左右問わずスライダーが良いピッチャーが多い印象。今日の相手の先発は左だけど、バックドアの良いとこ。


「ストライーク!」

「ここは空振り!外のチェンジアップ、抜いてきました!」


 おれ自身がそうだからってのもあるけど、この手のスライダーとチェンジアップが得意な左投手は何となく身体があまり大きくないイメージがある。でも向こうの先発はかなりの長身で、真上から投げ下ろすかのようなオーバースロー。


(イメージとしてはむしろあの変態に近いかな……?でも、低めに集めてくれるのならむしろ好都合)

(……!やばいか!?)

「これは打ち上げた!センター後退!」


「「「「「おおおおお!!!」」」」」


 いきなりの大飛球。もちろん大体の人は一発に期待するところだけど……


「アウト!」

「捕りました!まずはワンナウト!」

(ッ……!何でだよ、何でアイツにはあんなのができて、あたしには……)


「ああ、やっぱり……」

「何となく捕られる気がしたわ……」


 月出里さんを普段から観てる人なら、多分無理だとわかったはず。低めを掬い上げてのフライ打ち。朱美(あけみ)秋崎(あきざき)さんとかだとこういうのがよく長打になるけど、月出里さんだとね……

 もちろん、月出里さんだってそういうのはわかってるはずだから、ああいう低めの甘い球は大抵、無理せずライナー性の強い打球にする。調子の良い時ほど。

 ……でも、昨日のバッティングからしても、別に調子が悪いようには思えないんだけど……


「ストライク!バッターアウト!」

「ストライク!バッターアウト!」

「スイングアウト!ここもインローへのスライダー!」

「今日はほんとスライダーがキレてますねぇ。左がズラッと並ぶ日本打線だとちょっと苦戦しそうな雰囲気です」


 草薙(くさなぎ)さんも幾重(いくえ)さんもかなり粘ったけど、向こうの粘り勝ち。正直昨日の試合は選手の層からしてもまず負けないとは思ってたけど、今日の韓国は1・2番がメジャーリーガーのガチ戦力。それに加えてあの先発だと、ちょっと負けの目もある……


 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
そうやって人の真似すると絶対感覚おかしくなって不調になるんやで、、、 あの落合でさえ、日米野球で「チカラ入れたスイングから感覚おかしくなって2度と戻らなかった」って言ってたし
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ