6話 「勇者・剣先柊真の話」
少ないですが、次話はすぐに出す予定。
ステータスの説明
HPは体力、MPは魔法を使うための魔力量、powは攻撃力、defは防御力、speは素早さ、magpowは魔力、です。
時間は遡り、結城日向と剣先柊真が率いるクラスメイトたちが別れた後の話。
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俺こと剣先は気が付くと見知らぬ場所で倒れていた。周りを見渡すとクラスメイトみんなが俺と同じように倒れている。
俺はたしか教室にいて、その時に・・・・・・。
そうだ、あの時俺たちのクラスが自習をしていた時に床全体が急に光り出して、気が付いたらここにいたんだ!
しかしここは何処なんだろうか。白くどこまでも続いているように見える部屋。
それから俺は色々な事で頭の中が回転しなくなった。
するとそこで1人の男の声が聞こえてきたのだ。
「ようこそ、異世界を救う勇者の方々。ここは神界という場所で主に異世界に召喚された人たちにの職業を調べております。そして私の名前は、ラビンスと申します。こっちにいるのは、シーナといって主に私の助手のようなものです。それと私たちはあなた方からすると、神という存在になるでしょうか」
この男、ラビンス、さんは突然そんなことを言ってきた。突然の事で俺の頭の中は元から回転していないのに、こんな『神界』や『神』や『勇者』とか聞いたことのない単語を聞かされて俺の頭の中はまたおかしくなってしまう。
だが俺もこういう手のものは少し手を出したくらいだから分からないというわけでもないのだが、正直自分がこんなことに巻き込まれるとは思ってもいなかった。
だけど俺は学級委員長だ。生きていくうえで起きることのない人生になったとしても、クラスメイトがいるなら学級委員長の俺がしっかりしなくちゃならない。
そう思ってはみたもののどうすればいいか分からなかった。
・・・・・・とりあえず、落ち着くか。
俺は深呼吸をして、とりあえず頭の中が回転するようにした。
よし、さっきよりもいい感じになった! さて、これからどうすればいいんだろうか。
と、俺がそう考えていると、
「では、話を進めましょうか。時間はあまり無いようですしね。あなた方は異世界に召喚された、勇者という存在です。そしてあなた方勇者がしなければならないことは、魔王の討伐。と、いっても、討伐するにはすごく強い力が必要になります。ですので、今からあなた方に適正する職業を調べ、その職業の力を与え、その力で強くなり、異世界で勇者を倒してもらいたいのです。正直これを願っているのはあなた方を召喚した人間側の判断になります。それで、どうでしょうか?異世界を救う勇者になってみませんか?」
ラビンスさんは笑顔でそう口にしてきた。
直後、大勢の人の言葉が聞こえてくる。
「はあ? 異世界!?異世界って何だよ」
「何なのこの人、異世界に行けってどういう事だよ」
「ちょっと、柊真くん、この人は何を言ってるの」
「私たちさっきまで教室で自習だったよね」
「早く家に帰りたいんだけど!!」
その中で俺に話しかけてくる女子がいた。突然の事で俺の頭も追いついていなっかったが、ここでは女子を安心させてあげないといけない、と頭が判断し、声をかけることにする。
「佐奈ちゃん、大丈夫だよ。俺とクラスメイト皆がいるから安心して」
「・・・・・・そうだよね、柊真くん。皆一緒だから大丈夫だよね」
佐奈ちゃんはそう言って、俺の手を、ギュッと握ってきた。それまで不安顔だった彼女の顔はその瞬間、パアッと明るい笑顔になっていた。
はあ、良かった、この笑顔は癒されるな。女の子はいつも笑顔じゃないとな。
俺はそう思いながら、一人の女子の方をいつの間にか見ていた。
その彼女の名前は、夜丘瑞樹。クラス内でとてつもない人気を持っており、そして誰にでも優しい。
やっぱり、いつ見ても可愛い。というか、焦ってる瑞樹さんはとても可愛いな。
そんなことを思いながら俺は瑞樹さんを見つめていた。すると、隣から声をかけられた。
「柊真くん、そんなにボーっとしてどうしたの? !!・・・・・・私、柊真くんの事を困らせちゃったかな?」
と、佐奈ちゃんは言ってきた。ちなみに彼女は俺より身長が低いため、キュンっとさせられる。
そんなことをしてる場合じゃない!と、一瞬で思った俺は佐奈ちゃんの方をもう一度向いて、
「そんなことないよ、佐奈ちゃん。女の子はいつでも男の子を頼っていいんだから。それに頼られた男の子の方は迷惑だなんて一切思ってないからね」
俺が笑顔でそう言うと、彼女の顔は、パアッと明るくなり最高の笑顔をしてくれた。
そうこうしていると、ラビンスさんが話しかけてきた。
「んっんー、時間が無いので話を進めてもよろしいでしょうか?」
「あ、すみません」
俺は慌ててそう答えて、ラビンスさんの方を向くのだった。
それから時間が経ち、遂に召喚した国に転送される時が来た。俺たちの足元には大きく広がり、ピカピカと光る魔法陣がある。
正直俺の職業が、【勇者】とは思ってもいなかった。
あの時ときたら、内心はすごく喜んでいたからな。まさか俺が勇者になって異世界を救う存在になる、と思ったら今もワクワクしてる。
だが、あいつもドンマイだったよな。名前はたしか、結城日向だったよな。クラスメイトたちが凄い職業をどんどん出していくのに、あいつときたら全く使えない【無職】なんだよな。ほんとかわいそうなやつだよ、異世界に来てもくそ雑魚とか。
そこまで考えた時、俺の脳裏に一つの出来事が思い出された。
ん?待てよ。あいつたしか、瑞樹さんといつも話していたやつじゃなかったっけ。
そうだ、あいつ瑞樹さんとなれなれしく話してたやつじゃないか。
俺は今、今ある記憶を全て思い出した。
俺が瑞樹さんと話をしようとすると、あいつ、結城は邪魔してくる。
瑞樹さんは俺のものだ。あいつには絶対に渡さない。あいつ、結城日向には。
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その時はまだ覚醒はしていなかった暗黒の力。だが、この力は夜丘瑞樹を手に入れるための力。そして俺はこの力に全く対抗できずに飲み込まれることになるのだった。
しかし、これはまた別の話。
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そして話は戻って来て、
「では皆さん、異世界でのご活躍楽しみにしております」
・・・・・・はい。
最後に俺たちはラビンスさんの声を聞いて、俺たちを召喚した国に転送された。そして俺は心の中で返事をした。
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何だろうか。
俺はそう思い、床から立ち上がる。というか、何故俺は床に座っていたんだろうか?
そんな俺の疑問はすぐになくなる。その理由としては・・・・・・
先程まで俺たちがいた、神界とは別の場所にいてそしてこの場所に転生させられたという事だろう。
俺はすぐにクラスメイトの無事を確認するために周りを見た。するとそこにはクラスメイト達が横になって倒れていた。
だが直後、俺の知らない人の声が聞こえてくるのだった。
「おおー。勇者の召喚は成功できたようですね」
「やはり、神はこの地に勇者をもたらしてくれた」
「姫様には、感謝の言葉以外ないだろう」
「これで魔王から受けた苦しみを和らげることが出来る」
そしてその声に反応をするようにクラスメイトたちが起き始めた。
「うう、転送できたのか?」
「あれ?なんで床で倒れてたんだ」
「良かった、ちゃんと、異世界に行けたんだね」
「勇者の皆様よくぞこの世界に、そしてこの世界にいる凶悪な魔王を倒してくれ」
今俺たちは、王の前に整列して並び話を聞いていた。
俺たちに話しかけてきたのが王、ジーガ=コールズ=ビナレス。このコールズ王都の25代目の王である。
そしてその両側の2つ椅子に座っている1人の女性と1人の女の子がだ誰かというと。まず王のその横に座っている人は妻のセルス=コールズ=シイシセスといって、この王都の第一王女である。次に王の横の椅子に座っている女の子はヒーリス=コールズ・シイシスといって、この国の王女を継ぐ予定の第一王女継承者である。
それで、王の言ったことは要するに、
『今この世界は凶悪な魔王の手によって危機的状況にっなっているのだとか。ちなみにこの世界のこの人間の兵で抵抗をしたが全く歯が立たず、大きな損害を受けたとか。そこで今回勇者の未知の力で勇者を倒してほしいとのことだ。倒したあかつきには、神に祈り元の世界に返すし、逆にこの世界が気に入った者はこの世界で自由に暮らしていい、それに報酬はたくさん出す。だから魔王はさっさと倒してくれ』
ということになるだろう。
俺はその話を聞き終わると、皆を見る。
すると皆は頷き、「やるしかないでしょう」「やりましょう」と、言っているかのような目をしていた。
俺はすぐに王の方を向いて、
「王様、私たちは凶悪な魔王を倒します」
と、そう口にした。すると、それを聞いた王や王女に他の人たちは頭を下げてきた。
その後俺たちは王様に頭を上げてもらい、その日の夜は豪華な食事に豪華なお風呂を堪能することになるのだった。
がんばる。




