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4話 「職業・無職でステータスもひどかった」

おはよう。こんにちは。こんばんは。4話の執筆して投稿しないと、とか思いつつ結局投稿に1日経ってしまいました。すみません。

 俺はそれを見ながら、心の中で【助けてあげたい】と何故かそう思っていた。この時はまだこう思った意味が俺は分かっていなかったがすぐに分かるようになるのだった。



 その後ラビンスという男は少女が次の準備が終わるまで、俺たちが何でここにいるのかについて説明をしてくれた。


 まず最初の方でラビンスが言ったようにここは《神界》というところで、ラビンスとラビンスの命令に従っていた少女は神様だとか。特にラビンスは神様の中でも最高権利者で神界でのすべての事をしている。それからラビンスの命令に従っていた少女は、シーナといってラビンスを手伝う人だそうだ。


 次に何故俺たちがここにいるのかというと、異世界のある国が大規模な勇者召喚の儀式を行ったからだ。そもそもなぜ勇者を召喚する必要があったのかというと、その異世界は魔王という邪悪な存在やモンスターという生き物が人間を襲っているからそれが起きないように勇者を召喚してモンスターの排除など色々なことが目的らしい。



 そして今は職業についての話を聞いている最中だった。


 そこで剣先が職業について質問をしようと口を開いた。


 「ということは、職業は人それぞれ合うものがあってこれからラビンスさんが私たちにどの職業があっているのかを調べるという事なんですね」

 「まあ、そういうことになりますね。調べてみないとあなた方にどの職業があっているのかはわかりませんし、調べなければあなた方に合っている職業を私は与えないといけないですし。もしも調べずに間違った職業を与えてしまったら、その人は異世界で生きていくのにとても苦労することになります」


 剣先がそのような質問をすると、ラビンスはもっと分かりやすいように説明をしてくれた。その説明を聞いていた剣先や他のクラスメイトたちは、うんうん、と頷きながら話を聞いていた。俺もその中の1人である。


 ここまでの話を聞いて俺は特に何も思っていないのだが、異世界や職業、その他についての説明を聞いているときにクラスメイトたちのもの凄いオタクの奴らがずっと盛り上がっていたのがちょっとどころではないが凄くうるさかった。

 いや、正直説明をされてる時にこっちは知らない単語などが出てきて頭の中がおかしくなっているのにずっと凄くうるさい。なんで人の話を聞くときに静かにできないのかが不思議でしょうがない。まあ、これに関してはクラスメイト達のほとんどはそう思っているはずだ。


 そこまで考えていると、シーナが最後の道具を持ってきて職業検査を行える状態になった。


 それから俺たちは始めの方でラビンスに言われていた通りに番号順で2列で並んでいく。


 まず職業検査をしたのは、剣先だ。


 「・・・・・・、おお、最初から出てきましたか」


 ラビンスは検査の結果を見て、そう口にした。この時剣先はラビンスが言ったことを理解しきれなかった。


 そこで俺はあることに気が付く。それはラビンスと剣先の上の方に大きな板のようなものが浮かんでいたからだ。



【職業検査結果:適合職・勇者 適合率80%】



 そして俺はその板に写っている文字を心の中で読んだ。


職業検査結果:適合職・勇者 適合率80%。


 正直これを見た瞬間俺は【適合職・勇者】という部分に驚いた。それもそのはず、勇者とは魔王を倒す存在だと、ラビンスが言っていたからだ。それもその勇者がこんな早く出るとはラビンスでさえ思っていなかったと思う。


 その後、大きな板の存在に気が付いたクラスメイトたちは、どういう仕組みになっているのか、とか、勇者が出たぞ、とか言って盛り上がっていた。

 

 そこで剣先はラビンスに話しかける。


 「ラビンスさん、これが私の適合職なんですよね。それも・・・・・・勇者」

 「そうです、けどこんなに早く出てくるとは思ってもいませんでした」


 話しかけられたらラビンスは、笑いながらも話を続ける。


 「それも適合率が80%なんですよ、50%超えてれば良い方なんですけどまさかの80という単位で出てくるとは、予想外です」


 そこまで言うとラビンスはシーナの顔を見て命令をする。


 「シーナ、今すぐ勇者の遺伝子を出せ」


 しかしその言葉は先程まで話していた口調でなく、先程よりもきつい口調だ。

 そしてシーナはそう言われると、両手で持っていた箱を机の上に置き、片方の手を箱の中に入れた。手を入れるとシーナは、ガサガサ、と中で動かして手を出した。するとその手には光り輝く1つの玉が握られていた。その玉の大きさは野球ボール位の大きさだ。


 「どうぞ、ラビンス様」


 シーナはそう口にしながら光り輝く玉をラビンスに渡した。ラビンスはそれに応じてその玉を受け取る。だがラビンスはお礼の言葉を言わずに受け取っていた。


 そこで俺は、ラビンスに対しての何かの気持ちが心の中で出来るのを感じていた。この時俺が思った事はクラスメイトたちも、そう思ったのでは、と心の中で強く思い唇をかみしめる。


 その後すぐにラビンスは受け取った玉の説明を始める。


 「これは適合する職業が入っている、玉です。まあ、簡単に言うとすれば、人の遺伝子に違う人遺伝子を入れる、いわば父と母から生まれてくる子供、でしょうか。それでですね、適合者にこの適合遺伝子玉を入れることにより適合率で出されている数値がステータスにより反映されるんです。だから一人一人確認をして適合職業を探す必要があるんですよ」


 ラビンスの説明を聞いたクラスメイトたちは、ポカーン、とした顔になっていた。


 まあ、俺なりの考えで簡単にいうと、適合率が高いほどその職業の力を最大限引き出せる、という事だろう。そういう風に考えてみると、職業が勇者で適合率が80%だとマジで強すぎると思う。


 そんなことを考えていると、ラビンスは突然持っていた勇者の遺伝子玉を剣先の心臓部分に近づけた。それを見ていた剣先は、何をしているんだ、という顔で不思議そうに思っているようだ。すると心臓部分に近づけていた玉が突然手から離れる。その後すぐに体の中に吸い込まれるかのようにして、玉は一瞬でその場から消えていた。


 その光景を見ていた、剣先やクラスメイトたちは頭の中が真っ白になったのか固まってしまう。俺も何が起きてしまったのか分からず、何も考えられないまま頭の中は真っ白になった。


 それもそうだろう。突然玉が浮いたと思えば、その玉はすぐに剣先の体の中に吸い込まれるようにして消えてしまったからだ。


 その後も俺たちは数秒間固まったままだった。


 そこで何人かのクラスメイトが口を開く。


 「はぁ? 今の何だよ、夢なのか?」

 「いや、あれは夢じゃない本当の事だよ」

 「柊真くん大丈夫なのかな?」


 それから他のクラスメイトたちがどんどん口を開き、そして言葉が飛び交い始める。


 そこで俺は冷静になり、あることに気が付く。

 それはというと、先程まで剣先の頭の上の方にあった職業検査結果が違うものに変わっていた、ということだ。


 そして俺の目が見たものは、ラノベでよく見るステータスのようなものだ。


『シュウマ=ケンサキ  種族:人 職業:勇者

 Lv1

 体 力:500/500

  魔 :350/350

 攻撃力:550 防御力:480 瞬発力:520 魔力:300

 魔法属性

 火・光

 スキル

 身体強化:Lv1 剣術:Lv1 剣術Ⅱ:LV1 武術:Lv1 魔法術:Lv1 魔法剣術:Lv1

 SPスキル

 言語理解 文字理解』


 ステータスとは、異世界で生きるすべての生き物が持っているといわれている。それが表すものは、生き物が持っている力のようなものだ。ステータスでは生き物の魔法適性属性までわかる優れモノだ。


 「おお、ケンサキ様のステータスはとても良いもです。これなら今回の全てのステータスは期待ができそうですね」


 ラビンスは剣先のステータスを見ながらそう口にする。


 そしてクラスメイトたちもここで気が付いたのだった。




 その後テンポ良く順番が回り、ついに俺の番がやって来た。


 俺は自分の番が来るまでいろいろな事を考えていた。

 もしも俺に適性する職業が無かった時や適正する職業が無かった時・・・・・・いや、適正しよう。いろいろな事は考えていなかった。というか、考えていたこと自体が同じだ。

 しかし俺はそんなときのためのイメージトレーニングは済んでいる。


 だから俺はどんな雑魚な職業であってもこの世界で生き延びて見せる。と、心の中で今誓った。


 俺はそう誓うとラビンスの所へ行く。そしてラビンスは俺が来るのと同時に話しかけてくる。


 「あなたで最後のようですね。それでは検査をしましょうか」

 「はい、ラビンスさん。よろしくお願いします」


 そう俺が言うと、ラビンスは職業検査を行う。


 俺とラビンスはしゃべらずに検査結果を待つ。その数秒間はなぜかゆっくりと感じてしまった。


 そして結果が出たのと同時に俺はそこに書いてあった文字を見て言葉が出なくなる。


【職業検査結果:適合職・無職 適合率100%】


 そう、まさかの俺がずっと考えていた通りに物語は進んでしまったのだ。


 「あはははは、まあ、こういったこともありますよね」


 俺はそう言いながら場の雰囲気をどうにかしようとする。そこでラビンスが口を開く。


 「何でですか、こんなことはありえないはずなんですよ。ありえないはずなんですけどこうなった以上私でもどうすることは出来ません。そもそも【無職】なんて職業はなかったはず、なのに何故こんなものが。本当にすみません、ですがまず、あなたのステータスを見なければなりません」


 ラビンスは俺に謝りの意味も入れてそう言ってきた。


 まあ、こうなった時のイメージトレーニングをしてしまったせいかそんなに心は病んでいなかった。これに関しては、イメージトレーニングをしてくれた自分に感謝だな。だが問題はその後だと思う。何故かというと・・・・・・無職やそんな類の職業を持った者は凄く弱い、というのをラノベで呼んだことがある。だが無職だったとしてもとても弱かったとしても、努力をした者は結果最強になる、とラノベで呼んでいる。


 あのラノベは本当に好きだし、作者を尊敬できるレベルだった。そしてそのラノベを読んだおかげで俺は今の自分を持っている。


 ラノベの事を思い出しているうちにいつの間にか俺は自分の世界に入ってしまったようだった。


 自分の世界から脱出すると、俺はラビンスが話している途中だった。


 「・・・・・・なんてことだ。まさか職業が【無職】のせいでステータスがここまで低いとは思ってもいなかった。これでは、異世界に出したところで死ぬ運命を渡すだけ。どうすればいいのだ」

ラビンスはそこまで言うと1度黙り込み、何か良い案を見つけたのか突然声を上げるのであった。

 「あ、そういえばあれがあったはず。少し待っててくださいね」

 そう言ってラビンスは俺の前から姿を消した。俺は何が起きたのか分からなかったが今は、ステータスを見たい、という欲のせいでそんなことなどどうでもよかった。


 だが見上げてもそこには俺の能力値を現すステータスはなかった。ということは、ラビンスがいない以上ステータスを確認することなど出来ない。

 そこで俺はラノベの知識を生かし、ある言葉を言う。


 「《ステータスオープン》」


 それは、《ステータス》という言葉を心の中で思いながら言うことにより、見やすくなった俺のステータスが出てくる仕組みになっている。たぶんね。


 そして俺の前には一つのプレートが出てきた。


 俺は出てきたステータスプレートを最初から最後まで見る。


『ヒナタ=ユウキ  種族:人 職業:無職 

 Lv1

 体 力:100/100

  魔 :70/70 

 攻撃力:20 防御力:30 瞬発力:15 魔力:25

 魔法属性

 無

 スキル

 身体強化:Lv1 魔法術Lv1

 SPスキル 

 言語理解 文字理解』


 そして俺は、自分のステータスを見終わった。


 めっちゃ弱いじゃんかよ。それに称号の部分に異世界最弱ってあるんだけど。


 俺は、そう自分のステータスプレートにツッコミを入れた。のと同時に、先程消えたはずのラビンスが突然現れたのだ。俺はびっくりして開いていた《ステータスプレート》を反射的に消していた。


4話は楽しく読めたでしょうか?少しでも楽しんでもらえると、この作品を書いてる僕としては嬉しいです。今回主人公の日向君もチートで最強にしようと思いつつ、ある小説を読んで『職業・無職』にしようと思いました。感想と送ってもらえると嬉しいです、それと「ここをこういう風にしたら?」という指摘もしてください。最後まで読んでくださってありがとうございます。

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