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諸君!これがプロである!!~ゲーム実況者の日常~  作者: 椋木美都
中学一年生編

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閑話④『忍兵鬼ごっこ感想戦』

りょくおー「こせゆ隊の説明がない?安心せぇ。10年以上やってるけど全員変態ってことしか分からん」

まくれな「僕ら3人で変態実況グループやから。メンバー紹介は皆揃ってからやるね!」

???「個性豊かなハッピー隊。略してこせゆ隊から変隊に改名する?」

りょくおー「(`・ω・´)b」

まくれな「えーそれでは閑話をお楽しみください!」

「……ん?何これ」


ホットが持ち物欄を開くと、『底なしからの帰還』という名の称号が目に留まる。それを手に持つと、隣にいたテディが気づいて知らせてくれた。


「あー。『忍兵鬼ごっこ』にも特定の条件を達成したらもらえるエンブレムがあってね。プロは全種コンプを目標にプレイしてるらしいよ」


テディが右手で他の参加者を差すと、皆ホットとは違う称号を見せてくれる。なんとホットが最初に手にした称号『底なしからの帰還 隠し通路から脱出する』は特に難易度の高いものの一つだった。


「『任務完了 1回も地下牢に送られずに脱出する』……もしかしてこれが普通?」


「初手『底なし』なのエグい。ワンチャン持ってるリスナーいないかも」


「らむリスも持ってない称号アッツ。僕も次は隠し通路行こ!」


「らむた次の兵士だれ?」


「んんー。ホットは無理だからテディ……いや先にこせゆ隊いっとく?」


らむらすが次の鬼候補を提示すると、こせゆ隊の二人は揃って口を噤んだ。


「まくれなどーする」


「どっち先にやっても僕らボロボロになるて」


「あ、じゃあ僕にボコボコにされてからこせゆ隊兵士がらむらすをボロボロにするのは?」


「テディ妙案!じゃそれで!」


「ホントに!?まくれなさん既に頭ボロボロになってない?」


「おい誰が頭ボロボロやねん!」


「ブハッ!ホット……!あとテディしれっと俺を標的にするな」


話し合いの結果テディがからくり兵士になる。開始直前、ホットは兵士と通話を分けないのか疑問に思った。ふと零れた質問に対してらむらすとこせゆ隊は真面目な声で返す。


「テディが兵士になった動画は見てへんの?」


「はい」


「アイツの鬼はヤバイ。もうほんまに前世殺人鬼かってくらい」


「つ、つまり……」


「俺らが通話で足止めしないと余裕で全滅する。てかこの前普通にボコボコにされたし」


「作戦はこう。僕たちはテディを褒めちぎるんで、ホットさんはひたすらテディの秘密を暴露して」


「ちゃんと配信で言えるネタにして。最近観たAVのタイトルとか」


「馬鹿らむた!俺らのチャンネルまでボロボロになるわ!」


「そんなことしたら俺だけボコボコのボロボロになりますけど!?ねぇテディ――」


手加減して。と言いかけた言葉がゲーム開始音に潰れる。


「ホットマジ頼むで!」


「同僚のよしみ振りかざせ!」


「鬼も通話聞いてるから皆気をつけて!」


らむらすとこせゆ隊は同じチームのホットがからくり兵士(テディ)を一手に引き受けることを期待していた。


――いや言いかけて悟ったけど、多分テディ身内にはより厳しいって……!


「テディ頼む容赦して!?俺まだ二回目!」


「いーや嫌だね。僕『捕縛機巧(きこう)』っていう称号欲しいから。『宝物庫解放までに忍者を40人捕縛する』ってヤツ」


「おい皆こいつヤバいてぇ!」


「全力で逃げろ!とにかく捕まるな!」


「ヒギャッ!」


『Ryokuoは地下牢に送られた』


「やった。りょくおーマンドレイクが取れたー」


「なら早よ発狂せぇ!」


一試合目より難易度が上がった配信を見て、初戦に参加したとある参加者は――


「これプロのテディとホット……」


――二人に微かな興味を示すのだった。


☆彡

おまけ『トイレ休憩』


りょくおー「水取ってくる」


テディ「はーい」


らむらす「トイレ行ってくる」


テディ「はーい」


まくれな「……あ、荷物届いたかも」


テディ「たくはーい(宅配)」


まくれな「僕らのリスナーってりょくおーが何言っても信じちゃうんよね」


テディ「すうはーい(崇拝)」


まくれな「え、ホットさんって地味にまだ」


ホット「むはーい(無敗)……ってまくれなさん荷物は?」


テディ「絶対嘘だよ」


まくれな「あっはっは!テディもだけどホットさんも頭の回転早いっすね!」


りょくおー「ただいま。ぅぁーー。やっぱこのゲームおもろいわ」


まくれな「アンドロイド?」


りょくおー「おもろいわって言った!」


ホット「ふふっ……でもホント神ゲーですよね」


テディ「企画者がトイレ行ってる時に褒めてる……」


まくれな「それは良くないよな。今はらむさんの良くないトコ言いや?」


テディ「あれっ。まくれな鼓膜大丈夫?急に歪んでない?」


りょくおー「せやぞホット。コメントでらむらすの嫌なとこ聞いてみぃ」


ホット「いや俺今日ガチ初対面ですけど!?」


テディ「らむらす視点のコメント読みまーす。えー『メンヘラなとこ』『酒カスなとこ』『好きになれるとこが無いとこ』『心にゆとりが無いとこ』……っ」


りょくおー「ふはははは!ちゃんと悪口やん」


ホット「当たり強っ!もうそんなアンチコメ流れてんの!?」


まくれな「アハハハハ!一旦誰の罪か多数決取る?」


りょくおー「そりゃホットの初対面アド使わんと」


テディ「待って待って。連帯責任で僕もヤキ入れられるじゃん。裏で」


りょくおー「わざわざコメントを配信に乗せたお前も同罪だよ」


まくれな「あとしれっとらむらすがいつも裏でこれプロ殴ってるみたいになった……」


ホット「流れ変えましょ?このまんまだとらむらすまたトイレ行っちゃう」


りょくおー「涙拭きに?」


まくれな「何トイレットペーパー使っとんねん。テイッシュで拭けや」


テディ「じゃーらむらす視聴者の諸君に聞くね?彼ちょうど来月で活動十一周年になるじゃん。お祝いの品をあげるとしたら何?『ない』以外でよろしくどうぞ!」


りょくおー「おぉ」


まくれな「ええやん」


ホット「俺もコメント見よ!あ『花』いいね!」


テディ「あと『手紙』や『現金』……」


まくれな「えー僕も欲しい」


りょくおー「俺も現……手紙がいっちゃん嬉しいわ」


テディ「遅いよ」


らむらす「ごめん……え?何で?」


ホット「あ、お帰りなさい」


りょくおー「らむたどしたん」


まくれな「話聞こか?」


らむらす「いや白々し。何でコメント欄……十割うんこスタンプなの?トイレから帰ってきたばっかなのに俺リスナーから糞投げつけられてんだけど」


ホット「らむらす待って!野糞の海の中にも『靴下』とかあるから!」


りょくおー「っの、野糞の海……!!」


まくれな「ひひひひ……!!」


らむらす「何話してたんだよ。楽しいか?リスナーと俺の悪口言うの」


テディ「違うよ。らむらすの視聴者には『らむらすにプレゼントあげるとしたら何?』って聞いただけだよ」


らむらす「はい再開しまーす!」

忍者側の称号(一部を紹介)

任務完了……1回も地下牢に送られずに脱出する。

忍び寄る刺客……鬼の背後1m以内を5秒以上維持して離脱。

忍耐の証……残り時間1分以下で地下牢から復活し宝を持って脱出する。


からくり兵士側の称号(一部を紹介)

鬼哭夜行……1試合で全ての忍者を捕縛。

地獄の門番……脱出口付近で10人以上捕縛。

冷酷なる番兵……同じ忍者を5回以上地下牢に送る。


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