Q.盗作のここがおかしい! ⑶唐突な展開
今日もパクリーヌは絶好調で更新しているようだ。
画面を開いたパクラレーヌは、ウッ……と目についた冒頭を見なかったことにした。黒歴史を思い出すからである。
なんてことはない、ヒーローがヒロインを褒めたたえるシーンだ。恋愛小説なら定番である。問題はヒーローのセリフの中身だった。
一体、どんなセリフなのかと言うと。
「君の瞳は夜空に瞬く幾千の星よりもきらめいていて、僕を虜にするんだ。君の唇は……(以下略)」
この調子で数千字続く。
そう。言ってみれば、厨二病全開のラブレター。
キザなキャラクターならまあ分かる。
薔薇を背後に咲かせた世界ならまあ分かる。
でも、パクラレーヌはこれをごくごく平凡なヒーローに言わせてしまったのだ。素朴で口下手で影が薄そうな感じの。仕方がなかった。必要なシーンだった。しかしギリギリまで投稿を迷い、今でも改稿したいと思いつつ、代わりの表現が見つからない。
そんな悪夢の部分である。
半年ぐらい経てば悪くないと思えるのかもしれないが、パクラレーヌは投稿する前にくどいほど読み返しており、今のところこの手の表現はお腹いっぱいである。それほど間をおかずに後追いで読まされるのはキツイ。しかも、例のごとくパクリーヌはパワーアップさせてきた。キツイ。
なぜ、わざわざパクリーヌはこの表現を(以下略)。
パクラレーヌとパクリーヌの感性がかけ離れていると思うのは、こんなときである。パクラレーヌが「あ〜、もっと上手く表現できないかな〜」と思っているようなところに限って、パクリーヌはドヤ顔(※パクラレーヌの妄想である)でパクってきた。パクリーヌが表現を気に入っていると分かるのは、他の場所でもどんどん使い始めるからである。毎回読んでいるパクラレーヌの気持ちは推して知るべし。




