4. 健康
健康
グイリ語 ebbar イッバル
レンゾ語 hnoidlya イバー
ゲルギ語 neilibrehaista ネリビレアスティア
ジェーイェー語 yebye12 イェービェー
カザベダ語 jadwagye ジャダゲ
上の単語は「人にとって病がない状態」を表す。グイリ語とジェーイェー語以外ではこれが最も普通に使われる。
グイリ語ではより強い「体が万全に動き魔力的に安定で心安らかな状態」を指す satteigo サッテーゴが挨拶を含む日常会話で使われる。ただしそれは辞書上の意味で、この三つのうち一つぐらいを欠いていても、satteigo サッテーゴであると言えるようである。
ジェーイェー語で yebye12 イェービェーは山岳医学の専門用語という扱いである。一般には lelye27 レーリェーと言う。海洋部での「健康か」に相当する挨拶は山岳部ではあまり使わない。字義通りには「黍を食べているか」(第二部「自然の生き物」中「黍」の記事で記述)という言い方が普通である。医学以外で用いられる重要な例として、聖者に言及するときの祈りの文言に登場する。
家畜や野生動物についての健康はグイリ語で satteigo サッテーゴ、レンゾ語で bnasnbekdront レミドーン、ゲルギ語で neilimgonar ネリミゴナル、ジェーイェー語で dede3 デーデー、カザベダ語でsyadwagwe シャダゲと言う。
会うとき別れるときの挨拶の他、乾杯の音頭をシンレ教メルド派の優勢なカザベダ語圏、グイリ語圏では上の単語を用いて「健康のために」と表す。カザベダ語で beri jadwagya ベリ・ジャダギャ、グイリ語で ebbar pati イッバル・パーティである。レンゾ語、ゲルギ語では字義通りには「お前を含む我々は飲もうではないか」、ジェーイェー語では「盃を」という文句を使う。
「健康のために」という言い方についてメルド派の説話で起源を説明するものが存在するが、果たしてこの文化が宗教的なものであるかは疑問である。
人の名前として「健康」を意味する語を与えるのは普通である。ジェーイェー語の話される山岳部では一般名詞を人名とすることはほぼないが、例外的に lelye12 レーリェーは人名となりうる。
グイリ語では指小辞を伴った ebreinne イブレンネが女性名、男性接辞を伴った ebbarnane イッバルナーネが男性名である。
レンゾ語では有生接辞を伴う hnoidlyadmat イバマー、ゲルギ語では neilibrehaista ネリビレアスティア、カザベダ語では jadwagye ジャダゲが普通である。




